2009年12月

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12月31日(木)
 今年も今日で終わり。一年なんてあっという間ですね。
 お昼にピアニストの千葉さんと自由が丘のイタ飯屋さんでご飯を食べて、
いろいろ語り合いました。溝口ジャムセッションにとっては、まずまずの成
果をあげられた年となったのではないでしょうか。ワインも飲んでちょっと
いい気持ちで帰宅。それから少し会社の仕事など。

 昨日は午後から出社してあれこれ作業。何とか整理がつきました。
 7時過ぎに退社してその足で池袋の万季でジャムセション。韓国人の姉妹
のお客さんが入ってきた。妹さんは日本の大学で勉強していて、お姉さんは
韓国でシンガーとして活躍されているそう。力強い歌いぶりでとてもうまか
った。韓国には日本程ジャズクラブが多くないという。話も弾んで、楽しい
夜となりました。

 韓国と言えば、その前日、渋谷のシネマライズにドキュメンタリー映画「
牛の鈴音」を観に行った。牛を使っての昔ながらの耕作に固執するおじいさ
んとその奥さんのお話。牛は平均寿命をとっくに超えた40歳という高齢で、
よちよちとしか歩けない。おじいさんはその牛をかわいがり、飼料を買わず
に自分の手で牛の食べる草を刈るのだ。とてつもなく非効率的な農業生活で、
奥さんは大きな声で悪口を言うのだが、おじいさんは気にしない。そして遂
に牛は死んでしまう。夫婦、家畜の間の言葉にならないような愛情の形がう
まく映像化されていて、涙をさそう作品だった。韓国では大ヒットしたらし
いが、こんなドキュメンタリーが日本でも作られるといいなと思った。

 ぼく的に今年の大きな出来事と言えば、やはりファミとレドの2匹のノラ
猫を家猫にしたことで、命の重さ、そしてエゴイズムということを考えるき
っかけとなった。猫と言えども、エサのみに生くるにあらず、ということも
よくわかった。このことについては、詩を書きながらこれからもじっくり考
えていきたい。

 それでは一年間、ご愛読ありがとうございました。良いお年を。


12月26日(土)  疲れがたまっていて、昼過ぎに起きる。少し仕事をしてから、セッション 仲間とのライブ・パーティに参加するため玉川学園のSUMMER TIM Eへ。今回集まったのは40人くらいのアマチュア・ジャズミュージシャン で、最初にバンドで練習してきた曲を披露し、残りの時間はフリー・セッシ ョンという趣向だ。  飲み放題で3600円だから格安だが、やはり飲みながら演奏すると精度 は落ちますね。まあ、内輪のライブだから仕方ないか。でもやっぱり残念。  またレドの様子を見に行く。前よりはだいぶ穏やかな表情をしている。食 欲もあるし、トイレも問題ない。ぼくの顔を見るとすごく甘えてきて、膝に 乗ったらしばらく動かない。この調子では、ノラの生活はつらかっただろう な。家猫にして良かった。  でも遊んでやっていると、ファミがやってきて、ドアの前で動静をうかが うような態度を取る。愛情が取られてしまうのではないかという不安を抱い ているのかな。レドの相手をしてからファミとも遊んでやる。ファミがこの 数か月ですっかり甘えん坊になっているのに驚く。  レドが落ち着いて毛づくろいを始めたので、急いで東京へ戻る。目黒のラ イブハウスで知り合いのピアニストの千葉さんが参加するタップダンスのグ ループTAP DO!の公演を見るためだ。  舞台が狭いためにタップダンスそのものを堪能するとまではいかなかった が、その分コントが凝っていて楽しませてもらった。絵の中の人物を生身の 人間が演ずる作品が特におかしかった。終わって千葉さんに挨拶。忙しい一 日だった。
12月23日(水)  またレドの様子を見に行く。前よりはだいぶ穏やかな表情をしている。食 欲もあるし、トイレも問題ない。ぼくの顔を見るとすごく甘えてきて、膝に 乗ったらしばらく動かない。この調子では、ノラの生活はつらかっただろう な。家猫にして良かった。  でも遊んでやっていると、ファミがやってきて、ドアの前で動静をうかが うような態度を取る。愛情が取られてしまうのではないかという不安を抱い ているのかな。レドの相手をしてからファミとも遊んでやる。ファミがこの 数か月ですっかり甘えん坊になっているのに驚く。  レドが落ち着いて毛づくろいを始めたので、急いで東京へ戻る。目黒のラ イブハウスで知り合いのピアニストの千葉さんが参加するタップダンスのグ ループTAP DO!の公演を見るためだ。  舞台が狭いためにタップダンスそのものを堪能するとまではいかなかった が、その分コントが凝っていて楽しませてもらった。絵の中の人物を生身の 人間が演ずる作品が特におかしかった。終わって千葉さんに挨拶。忙しい一 日だった。
12月20日(日)  数日前に、意を決してノラ猫のレドを実家に運び、家猫として飼ってもら うことにした。ノラ猫の保護をするのはファミに続き、2頭めだ。今回は電 車で運ぶのはやめ、ペットタクシーを使った。2万円もかかったが、運転は 丁寧だし、他人に迷惑をかけることもない。  それでも着いた時には多少まいっていて、家に放すなり、部屋の隅っこに 隠れて引きこもり状態になってしまった。一日めは仕方ないと思っていたが、 ご飯を余り食べていないという連絡があったので、今日様子を見に行った。 ぼくがそばに行くと、最初はちょっと警戒していたがすぐに打ち解けて甘え てきた。一旦甘え出すと、もう抑えがきかないくらいに甘える。2時間程も 添い寝をしてやったらだんだん落ち着いてきて、ご飯もたくさん食べたし、 毛づくろいをする余裕も生まれたようだった。母親にもなつき始めたような ので、あとは時が解決してくれるだろう。  心配なのは、先住猫になったファミが、レドを兄弟猫として見分けること ができなくて、威嚇することだ。ファミにしてみれば、自分の縄張りに踏み 込んだよそ者なのだろう。とりあえず、2階の部屋をレド専用として締めき って、慣れたところで改めてファミと対面させることにした。うまくいくか な。仲良くしてもらえるかな。ちょと心配です。
12月19日(土)  原朋直先生のライブを聞きにお茶の水のナルへ。  メンバーはユキ・アリマサ(P)上村信(B)ジーン・ジャクソン(Ds) で、とてもダイナミック、かつしなやかな音楽だった。オリジナルとスタン ダードを混ぜた選曲で、聞いたことのあるナンバーも多かったが、演奏の方 向性は少しずつ変わっているように思えた。高速フレーズや超ハイトーン、 強音、極端なアウトフレーズを抑え、その代わりに一音一音の微妙なニュア ンスを大切にした演奏が目指されていた。フレージングは変幻自在という感 じで、どこで開始されどこで途切れるかが予想できない。地に足の着いた浮 遊感といったものが印象づけられた。まるでキース・ジャレットトリオのよ うな、自由な空気を作り出しているピアノとベースのコンビネーションもと ても良かったし、ジーン・ジャクソンの強烈なグルーヴ感にも唸った。  やっぱりジャズは、ナマが最高。どちらに転ぶかわからないスリルは、ナ マ特有のものであり、即興音楽であるジャズをとことん楽しもうと思うなら、 昔の名演をCDで聞くより、ライブハウスに足を運んだほうがいいです。
12月13日(日)  朝10時よりセッションライブのリハ。メンバーの都合で休日の早朝にな ってしまって申しわけない。  ショーターの「Yes and No」(8分の6拍子バージョン)と、ラテンタッチ の「Ginasole」という曲を練習。どちらも難しかったが、繰り返し練習して いるうちに何とか形になってきた。  終わると次は、ヤマハのトランペット教室。少し遅刻してしまった。自作 の曲をみていただき、循環の曲をC#のキーで吹く。シャープ系の調が苦手 だということがよくわかった。これから集中的に練習してみよう。  帰ると、ノラ猫のレドが待ち構えていて、ご飯をやる。昼寝をするともう 夕方で、仕事をしてからサルサバンドの練習へ。今日も音楽漬けの日になっ てしまった。  平凡社新書の『ベートーヴェンの生涯』を読み終える。人づきあいが悪そ うに見えて、意外と愛されキャラであることがわかる。苦境に陥っても、支 援してくる人が絶えないのだ。ベートーヴェンの音楽は、こうした人間関係 の賜なのかもしれない、とふと思った。
12月12日(土)  仕事忙しすぎで少々へばり気味。  昼まで死んだように寝て、午後中ボーッとし、少し仕事をしてから知り合 いのライブを聞きに、用賀のキンのツボへ。  トランペット、サックス、ギター、ピアノ、ベース、ドラムスという編成 で、曲数は少なかったが堅実な演奏が楽しめた。最後のステージはセッショ ンタイムだったので、2曲ほど吹いたが、酔っ払っていたので出来はどんな ものだったか。  帰って、26日に行うセッションライブの曲をざっと予習。