2010年12月

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12月19日(日)
 ヤマハの原朋直教室へ。今日の課題はチェロキーのコンピングだったが、
いやあ難しいもんですね。一人がソロを吹き、一人が伴奏をつけるのだが、
この伴奏が難しくて、同調しすぎてしまうか、自分のパートを吹くだけかに
なってしまう。原先生はウィントン・マルサリスにじきじきにこの練習を教
わったと言っておられたが、さぞかし緊張感の漂うものであったろう。
 帰りに、銀座のチョコレート店「ノイハウス」に寄る。知り合いの夏原さ
んに挨拶し、新作のドリンクをお願いする。スパイスが効いていてユニーク
な味だが、とてもおいしかった。隣の席の年配の女性客も口ぐちにおいしい
を連発していた。ホットチョコレートを飲むと体が芯から温まって元気が出
てくる。
 帰って洗濯し、昼寝。と言っても起きたら結構な時間になっていた。新宿
ピットインに行き、原先生からレッスン時に教えていただいたシーラ・ジョ
ーダン(ヴォーカル)&ピーター・ミケリッチ(ピアノ)とのライブを聞く。
シーラ・ジョーダンはピアニストのデューク・ジョーダンの夫人ということ
らしい。もう80歳は越えるお歳だが、自由自在な歌いぶりで感動した。ス
タンダードナンバーばかりをやったのだが、“話芸”で人を酔わせるような
色気と緩急の妙がある。鋭敏なリズム感を持っていて、スキャットのフレー
ズもよどみない。8時に始まって休憩をはさみ10時半近くまで演奏したが、
楽しくて時間があっというまに過ぎてしまうようだった。原さんの繊細なト
ランペット、引き出しの多さが印象的なピーター・ミケリッチのピアノもと
もにすばらしかった。


12月18日(土)  最近購入した、シューマンのヴァイオリンソナタのCD、協奏曲全集のC D、合唱曲のCDを交互に聞く。後期シューマンの、あの異様な世界がます ます好きになってきた。ワーグナーを飛び越えた、現代音楽の先駆者という 気がしますね。  午後は溝口のジャムセッションに。若い女性のアルトサックス奏者が良い 音でしっかりしたフレーズを吹いていたのが印象に残った。二次会にも参加 し、11時頃帰宅。
12月17日(金)  数日前からひどい風邪をひいて昨日はダウン。医者からもらった薬が効い てやや良くなってきたが、まだちょっと頭痛がする。   そんな体調だったが、幻妖ブックブログの恒例の「今年を振り返る」座談 会で喋るうちに、だんだん元気が出てきた。途中から作家の勝山海百合さん、 黒木あるじさん、荒蝦夷の土方さんも加わり、今までにない賑やかな座談会 となった。記事のアップ予定は来年の1月です。  その後、打ち上げ&忘年会に。勝山さんの中国旅行の話、黒木さんの取材 の話、土方さんのみちのく怪談イベントの話と、いろいろな話題が飛び交っ て楽しいひとときを過ごした。来年も怪談の世界を盛り上げていきたいもの だ。皆様、お疲れ様でした。
12月11日(土)  昼すぎまで仕事をし、銀座のみゆき画廊へ。松宮純夫さんの個展を見る。 以前よりも画面が明るい感じになっていた。柱が斜めの姿勢で立っている構 図が多く、印象に残った。松宮さんに、作品の写真をアップして海外の美術 ファンに知ってもらう工夫をしたらどうかと言ってみた。  今日は千葉香織クインテットのライブの日なので、画廊を出てすぐライブ 居酒屋キンのツボに向かう。が、途中で連絡が入り、テナーサックスの内場 さんが来られなくなったことを知る。クワルテットでやるしかなくなったが、 曲目などは変えずにそのままのプログラムを演奏するとに。  19時より演奏スタート。2管の曲をフロント一人でやるのはちょっとき つかったが、何とかつとめあげることができた。後半気合いを入れすぎて、 やや吹奏が乱暴になってしまったのが悔やまれる。ただ、お客様には勢いの ある演奏ということで楽しんでいただけたようだ。来て下さった知り合いの 方々に挨拶。ベルギーチョコレートの店に勤める夏原さんからおいしいチョ コレートをいただく。プログラム終了後ジャムセッション。セッション終了 後に飲んでだべっていたら、終電を逃し、自由が丘からタクシー。
12月4日(日)  午前中にさるメルマガのためのエッセイを書きあげ、送信する。ふぅ。  昼寝して部屋の片づけをしてから青山のギャラリーDAZZLEへ。友人で工芸 作家の林・恵子さんが参加する「THE GIFT BOX 10」を見るためだ。箱をテー マにした展示で、きれいな絵が描かれていたり面白い仕掛けが凝らされたり した、バラエティ豊かな箱が並べられていた。林さんに説明してもらいなが ら一つ一つ丁寧に見た。林さんの作品を一つ購入してギャラリーを出る。そ のまま関内のFAR OUTへ。藤田誠トリオ+1を聞く。知り合いの藤田さん(ドラ ムス)、岩渕さん(ピアノ)、渡辺さん(ベース)にテナーサックスの綾部 幸治さんを加えた演奏で、主に60-70年代の新主流派の曲をやった。ツボを押 さえた良いプレイだった。綾部は自衛隊の音楽隊につとめている方で、さす がに楽器の鳴りが違うと思った。ぼくも2,3曲飛び入りさせてもらった。来 ていたボラーチョスのメンバーと雑談し、11時近くに帰宅。