2011年4月

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4月30日(土)
 昼過ぎに歯医者。左上の奥歯2本を治療する。歯の状態をモニターに映し
て説明してくれるのでありがたい。麻酔がよく効いてほとんど痛みも感じな
かった。
 帰って、スコット・ラファロに関するエッセイを書く。
 夕方、万希でセッション。


4月23日(土)  突如インターネットがつながらなくなってしまった。いろいろ調べたが理 由がわからない。接続もおかしくない。修理も請け負っている近所のパソコ ン教室にマシンを持ちこんでみてもらった。長くかかるかもしれませんよと 言われたが、夕方電話がかかってきて解決できたという。どうやらマイクロ ソフト製品特有のバグのようなものが生じていたらしい。修理費に1万円弱 かかったが、とりあえず直って良かった。ネットができないと何もできない ことに気づいて唖然とした半日だった。  夜、トランペットを持って万希のジャムセッションへ。11時近くまで吹 きまくり、爽快な気分に。
4月22日(金)  銀座のチョコレートの店で働いている知人の夏原さんと中目黒の目黒川沿 いの和食の店で食事。  彼女は昔、同じ会社で働いていたことがあったが、ひょんなことで再会し、 以後時たま会って近況報告をしあったりしている。仕事の話とか彼女が飼っ ている猫の話とか、ちょっとオカルトな話とか。個性的な仲間たちに支えら れて充実した日々を送っているようだった。話が弾んで0時を過ぎてしまい、 慌てて店を出る。目黒川沿いの桜はほとんど葉桜になっていたが、一本だけ きれいに咲く誇っている木があったのも印象的だった。
4月17日(日)  歯がしみるようになって、遂に歯医者へ。ずっと昔に虫歯になって詰め物 をした部分の下に、新たに虫歯ができていることが判明。とりあえず古い詰 め物を取って中をきれいにし、セメントで塞いでもらった。歯医者に来たの は10年ぶりだが、写真撮影や麻酔など、設備や技術が進歩しているのにび っくり。快適に治療が進んだ。しかし、場合によっては神経を抜かなくては ならなくなるかもしれないとのこと。歯は大事にしなくてはなりませんね。  お世話になっていたキューバ料理店キューバン・カフェでライブ・キュー バン・カフェは今日で閉店だ。わがロス・ボラーチョスは25年ほど前にキ ューバン・カフェが「ボデギータ」という名前で恵比寿で営業していた頃か ら出演させてもらっていたので、閉店はさびしい限り。さびしい限りではあ るが、最後の日を任せてもらえたことは嬉しい。  いつもよりっや早く、6時半頃に開演。たくさんのキューバン・カフェの 常連のお客さんが来てくれて盛況だった。ライブ後にお店の方に花束を渡し、 しんみりした気分になる。またこんないいお店がどこかにできるといいなあ。 モヒートを3杯注文。キューバン・カフェの味がした。考えてみると、ここ へ来る前は、モヒートなんていうお酒は知らなかった。  この日の出演料も震災の義援金として寄付する。
4月16日(土)  リヒャルト・シュトラウスのオペラ「ばらの騎士」を聞きに新国立劇場へ。 震災の影響でキャストが変更されての公演ということだが、そうとは思えな い手堅いアンサンブルの演奏だった。これは、マンフレッド・マイヤーホー ファー指揮新日フィルの、小味で勝負する繊細な伴奏の功績が大きい。元帥 夫人のアンナ=カタリーナ・ベーンケの色っぽさ、オックス男爵のフランツ・ ハヴラタの愛すべきばかっぷり、オクタヴィアンの井坂惠とゾフィーの安井 陽子の初々しさがうまく調和して、忽然として聴きほれてしまった。が、悲 しいこと(?)に、この後サルサの演奏をしなくてはならないために、うし ろ髪を引かれながら第二幕で席を立つ。  サルサの演奏の会場は恵比寿のリビングホームというイベントスペース。 ラテン音楽・ダンスファンが企画した東日本大震災のためのチャリティ・イ ベントだ。タイトルは「サルサでがんばろう ニッポン!」。会場に入ると 人がいっぱいで驚く。40分ほど演奏し、そのあと大儀見元スペシャルユニ ットを聞く。こちらはプロのバンドだけあってきりりとしたすばらしい演奏 だ。特にティンバレスのJuan Carlos Lopezの名技が光る。イベントの収益は 全て被災地へ。さて、明日もサルサだ。
4月10日(日)  叔父の三回忌。前日の夕方に実家に着き、猫たちの様子を見る。ファミと レドは性格の違いがどんどん鮮明になってきているようだ。ファミはますま す唯我独尊になり、レドは本来の甘えん坊気質を丸出しにし始めている。ど ちらも元気そうなので安心。  翌日、出かけようとしたら何と白ワイシャツと黒靴を忘れてきたことに気 がついた。父のを借りて何とか恰好をつける。  法事の場所は入生田(箱根登山鉄道 箱根湯本の手前)にある長興山紹太 寺というところ。いかにも山寺という外見だが、中の調度は立派で仏像もき れいだった。親戚に挨拶。集まるのはものすごく久しぶりだ。三十分ほどで 読経が終わり、精進料理の会食。料理は住職が自ら作ったものだという。凝 った料理が次々に出てきて驚いた。どれもすごくおいしい。野菜・山菜の味 が最大限に引き出されている。甘い風味のあえものが特においしかった。量 が多くて食後お腹が苦しくなった。ビールもぼくにしてはかなり飲んだ。  その後有名なしだれ桜を見に行く。山の高いところにあって歩くのにやや 難儀したが、優美な姿で感動した。木というより人が佇んでいるようにも思 えた。春日局のお墓も見に行って帰宅。猫たちとちょっと遊んでから東京に 戻る。知事選の投票をしてサルサバンドの練習へ。忙しい一日だった。
4月3日(日)  昼前に床屋。年末以来だから3カ月ぶり、だいぶ伸びていたのでさっぱり して気持ちがいい。メルマガに出す原稿を書いてからたまりにたまった本の 一部を中目黒の古本屋に売りに行く。その後、目黒川沿いの遊歩道をぶらぶ ら。桜の季節で、花は満開一歩手前という感じだったがとてもきれいだった。 震災による自粛の影響が出ているかと思ったが、それほどでもなかった。屋 台もたくさん出ていた。お昼を食べていなかったのでケバブを買い、歩きな がら食べた。タイ料理の屋台も出ていて、タイ風焼きそばがおいしそうだっ たのでそれも買ったら超大盛りでびっくりした。お腹いっぱいになった。そ の後、ワインを飲みながらゆっくり桜を眺め、詩の着想も得る。花見は、座 って宴会をやると寒いが、歩きながらだと結構いいものだ。目黒川沿いの風 景は、会社から何度か歩いて帰ったりしたせいでなじみのものとなっている が、もっと好きになった。