2011年6月

<TOP>に戻る

6月26日(日)
 原宿クロコダイルでサルサのライブ。本当はこの日は歌手ヒューイ・ダン
バーの前座をつとめる予定だったのだが、ヒューイが原発事故の影響で来日
中止になってしまったので、ワンマンでのライブになった。最初にプロモー
ターの池戸さんがヒューイ・ダンバーの映像を流しながら、ニューヨークの
サルサシーンをレクチャー。かなりマジメというか学究的にやっていた。
 8時からライブがスタート。重い曲を並べたプログラムだったので最後は
少しバテテしまったが、お客さんに助けられて無事終了。満員御礼だった。
 終わって、かち割りワインを頼む。ビールジョッキいっぱいに注がれた赤
ワインにかち割氷が入っている。当たり前だがよく冷えていて、ビール感覚
で楽しめる。夏の味覚と言えよう。
 来ていただいた知り合いの方々に感謝の挨拶。

 夏の企画<ビーケーワン怪談大賞>は今年も盛況。
 今年の夏も怪談づけとなりそうだ。

6月25日(土)  お昼に新橋ヤマハのトランペット教室。終わって、銀座のスパンアートギ ャラリーの軽部武宏個展「霧の棲家」に足を運ぶ。東雅夫さんが幻妖ブック ブログで紹介されていたが、期待以上の面白さだった。軽部さんは絵本作家 としても活躍しているが、どの絵も、物語のワンシーンを切り取ったようで、 次の瞬間にどうなるか、想像の余地を残す緊迫感に溢れたものだった。個人 的には雨の日の匂いをテーマにした繊細な作品が特に気に入った。軽部さん がその場にいらしたので声をかけさせていただいた。ぼくも関わっている、 岩崎書店の<怪談えほん>シリーズの挿絵を担当されている方でもある。と てもきさくな方だった。いつかインタビューでもできれば良いと思う。
6月19日(日)  サルサバンドの練習の前、梅が丘で下車して中升酒店に寄る。この間中学 の同窓会をやった時、、クラスメートの女性がここに嫁いで働いていると聞 き、視察に訪れたというわけ。ワインと日本酒の品ぞろえが豊富で、オスス メの品には詳しい説明書きがしてある。良い酒屋さんだなあと思った。クラ スメートに挨拶し、浦霞を買う。練習終了後、バンド仲間の西澤さんにこの ことを話すと、お酒好きの西澤さんは自分も寄りたいという。日に二度も行 くことになった。西澤さんは日本酒に詳しいので、店主のご主人と話が弾ん でいた。帰宅後、浦霞を一杯。品のある味わいに満足。
6月16日(木)  退社後、音楽仲間と二子玉川で飲み会。ドラフトキングという、その名も ズバリビールの店だった。日頃、バンドを組んだりセッションをやったりの 仲間なので、話が弾んだ。ぼくとアルトサックスの瑞木ちゃんが今月が誕生 日だったので祝ってもらえたりした。圧巻は4リットルのビールタワーで、 ロケットの噴射台みたいなものにビールで据えられている。コックをひねっ てビールを注ぐ仕組みだが、6,7人いるとこれが結構空いてしまう。水だ と1リットルなんて絶対飲めないのに、ビールだと入ってしまうのは不思議 だ。
6月12日(日)  午後、都立大のJammminでセッション。昔一緒にバンドをやったことのある ドラムスの矢藤さんがホストで入っている。ヴォーカル、トランペット、ピ アノ、ドラムスが2人という顔ぶれだった。トランペットの方がMonetteを 使っていて、その音色の柔らかさを羨ましく思う。
6月11日(土)  大学のジャズ研の先輩だった野口宗孝さんの墓参り。毎年の恒例行事だ。 横浜霊園に着くと、既に先輩後輩が集っている。手を合わせ、野口さんの冥 福を祈る。そしてこれも恒例の墓前酒盛りに突入。サックスの藤岡さんが持 ってきてくれた加賀の酒が飲みやすく、おいしかった。その後タクシーで大 船駅前へ。居酒屋に入って飲み直す。最後はちょっと疲れてしまったが、久 しぶりの顔ぶれで話をするのは楽しかった。来年もまた参ります。野口さん。
6月5日(日)  日本橋高島屋の画廊へ、金子富之展を見に行く。大きなサイズの日本画と 小さなサイズのドローイングが展示されていた。作品は妖怪・異形の者をテ ーマにしたものだったが、どの作品も真剣勝負そのものといった風の緊張感 が漲っていた。超現実の世界における生活空間の広がりを感じさせ、視覚の 奥にある深淵を指し示しているかのような気がした。特に、『みちのく怪談 名作選』の表紙にも使われた女童の絵の迫力に圧倒される。絵に無数の文字 が書き連ねられていて、言霊の威力が図像を輝かせているようにも思えた。 今日はイベントの日で、金子氏の居合いの実演で始まった。居合いを生で見 るのは初めてだったので、非常に面白かった。それから民俗学者の赤坂憲雄 氏、東雅夫さんとのトークライブ。制作にあたって、金子氏が絵の技術以上 に、対象となるものの精神性や身体性を大事にしていることがわかった。赤 坂氏の軽妙にして核心をついた発言、東さんの視野の広い指摘にもうなる。  トークライブ終了後、関係者と話をし、打ち上げにも参加。怪談作家の黒 木あるじさんにいたずら電話(!)をかけたりする。
6月2日(木)  本社での会議後、詩人の五十嵐倫子さんが経営するポエムカフェ「中庭ノ 空」へ。忙しくてだいぶご無沙汰してしまった。店の中は相変わらずきれい で、ほっとする雰囲気だった。おいしいコーヒーとチーズケーキをいただき ながら何冊かの詩集を手に取る。メルヘンタッチな山崎るり子詩集『終わら ない絵画展』が気に入って購入。