2012年10月

<TOP>に戻る

10月27日(土)
 午後、フランス出身のピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニの伝記映画「
情熱のピアニズム」(マイケル・ラドフォード監督)。先天性の骨形成不全症
のため、身長が1メートルに満たない彼がどうやってピアニストとして成功し、
どんな人生を送ったかを、多くの音楽関係者や恋人たちの証言で綴るドキュメ
ンタリーだ。彼の演奏は一度ナマで聞いたことがあったが、強靭なタッチの、
恐ろしく生き生きとした演奏だった。本当に松葉杖をついて会場に現れた。
 自分の運命を受け止め、楽天的に生きようと決意している様がかえって痛々
しい感じもした。人生を200パーセント楽しむような生き方だから悔いはな
かったろうし、芸術にも仲間にも恋人にも恵まれたわけだから幸福な一生に違
いなかっただろうが、ぼんやりするとか、ゆったりするとかいう人生の過ごし
方を受け入れる余地がなかったところが、ちょっと恐い気がしてしまう。まあ
これはぼく個人の受け止め方に過ぎないが。
 演奏シーンは迫力満点だったし、久しぶりに彼の演奏をたくさん聞いてみた
くなった。

10月26日(金)  bk1が終了してからデータ部で仕事していたが、来週から別部署に異動す ることになった。昨日は護国寺のイタリアンの店で送別会もしてもらい、花と メッセージカードをいただいた。感激。5時を過ぎて世話になった方々に挨拶 をして回り、お礼のチョコレートを渡した。  退社後、ティーレマン指揮ドレスデン歌劇場管弦楽団の演奏を聞きにサント リーホールへ。 荷物を動かしたりなどしていたので会社を出るのが遅くなり、 開演時間ギリギリに到着した。  曲目は、ワーグナーの「トリスタン」前奏曲とブルックナーの7番。満員の 盛況で、圧倒的に男性客が多い。このプログラムはやはり男性向きなのか。  ドレスデン歌劇場管弦楽団の響きは柔和かつ重厚で、パイプオルガンのよう だった。ティーレマンは、フォルテは控えめ、弱音はできるところまで絞ると いう指示を出していた。金管などは大変だったと思うが、ピアニシモでも音が かすれず、クリアなままきちんと聞こえてくるところはさすが。ワーグナーも ブルックナーも、引き締まったすばらしい演奏だった。終演後、守屋さん、田 沢さんらいつものコンサート仲間といつもの中華屋さんへ、
10月21日(日)  横浜のエルスのセッションに行く。前からミクシイ経由で誘われていて行こ う行こうと思っていた店だった。本来はイタリアンの店で、ピザがおいしいら しい。次に来た時は味わってみたい。  懐かしい知り合いも何人か来ていて和気あいあいとしたセッションになった。 トロンボーン奏者が2人いて、どちらも上手だったのが印象に残った。4時間 演奏し、ドリンク3杯で2000円。また来ようと思う。
10月14日(日)  府中のジャズフェスにサルサバンドで出演。  ちょっと早く着いて、近くの神社をぶらり。居合のパフォーマンスをやって いて、面白くて見入ってしまった。藁の束をきれいに切るのは相当難しいこと だとわかった。女性の剣士ですごくうまい人がいた。  その後、街を歩きながらいろんなバンドの演奏を聞く。3時にフォーリス前 のけやき広場に着く。女装した男性がヴォーカルをつとめるバンドが熱演して いた。ヴァイオリン入り(上手!)のなかなか良いバンドだった。  小雨が降る中、わがボラーチョスの演奏が開始。お客さんがたくさん集まっ てくれて、盛り上がった。結構良い演奏ができたように思う。踊ってくれる人 がいると、演奏にも気持ちが入りますね。主催者の人も、一番盛り上がったと ほめてくれた。  打ち上げはタイ料理屋。おいしいものが食べきれない程出て満足。バンドの メンバーに連れも紹介できて、良かったです。