2012年2月

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2月26日(日)
 午後2時、全労災会館内のスペーズゼロへ。ブルースナイトという音楽イ
ベントにサルサバンドで出演するためだ。ブルースばかりでなく、というよ
り純正なブルースは余りない。ロック、ムード歌謡、沖縄ポップスなどいろ
いろな音楽が昼間から夜まで延々と演奏される。ロビーでは酒も飲める。大
御所では宇崎竜童も出演する。宇崎竜童のリハーサルを覗いたが、ものすご
く楽しそうに歌っていて、感動した。長く活動を続けている人特有のオーラ
が感じられた。
 ラテン慣れしていないお客さんを前にした、わずか4曲20分のステージ
だったが、まずまず楽しく演奏できて満足。その後、中華料理屋で飲みなが
ら、バンド運営の話などをする。何だか疲れてしまって、うとうとしてしま
った。

2月25日(土)  昼、たまった本を売りに行く。運ぶ途中、本を入れすぎて紙袋が破れてし まい大変なことに。それでも何とか持っていった。腕が痛くなりました。ま あ、幾らにもならないのだが、捨てると本に悪い気がするのでなるべく売る ようにしているわけ。中目黒の黒川食堂で鯖の立田揚げ定食を食べ、青山の ギャラリー「ときの忘れもの」へ。ジョナス・メカスの写真展を見る。70 年代初めの、家族や友人を撮った写真で、日常の表情をおさめた作品ばかり なのだが、非常にオシャレな感じがする。対象を慈しむ気持ちが伝わってく る。 帰って詩集を何冊か読む。夜は吉祥寺でイタリアンレストランで女性 と食事。
2月19日(日)  原美術館にフランスの美術家ジャン=ミシェル・オトニエルのガラスアー トを見に行く。作品は優雅でリリカルでかわいらしい感じ。子供の玩具のよ うな味わいのメルヘンタッチなものだった。万華鏡を覗く感じに近いだろう か。作品以上にすばらしいのが展示方法で、元は屋敷であった原美術館の建 物の構造をフル活用して、その不均一な空間に沿った面白い展示の仕方をし ていた。1Fから2Fにかけての吹き抜けを利用した展示が中でも良かった。 展示を作品の一部と考えるアーティストが増えているようだが、見る人との コミュニケーションを大事にするという点で、歓迎すべきことだ。布に穴を 開けただけの、しかし鑑賞者が覗きこめるようにした作品も、ユーモアがあ っていい。子供のための創作のスペースもあり、本当に子供たちが熱心に絵 を描いていた。とても良かったが、全体が余りに優美に作られているので、 ちょっと物足りない気もした。醜いもの、暗いものも、忍び込ませた方が良 かったのではないか。  帰って何となくユーチューブを見ていたら、ぼくが大好きなユッケという 猫の動画をアップしていたbrunell1997さんが亡くなったことがわかった。 野良猫だったユッケを救い出し、かわいがって育て、数多くの動画をアップ していた。動画一つ一つを物語のように仕上げる工夫がすばらしく、世界中 にファンがいた。そして海外からのコメントにも丁寧に答え、人柄の良さも 抜群だった。昨年、癌を患ったことが記されていたが、遂に天に召されるこ とになってしまった。謹んでご冥福をお祈り致します。  brunell1997さんの旦那さんがユッケの動画を何本かアップしていて、ユッ ケが元気でいることを知る。少し安心した。
2月18日(土)  午前中、内科へ。2週間もらった薬を飲み続け、いくらか胃の調子は良く なったが、まだ不快感は残る旨を話す。医者はピロリ菌のせいかもしれない と話してくれたが、内視鏡検査はまだだいぶ先になりそうだ。  帰って、溜まった本を古書店に売りに行く。1200円程になった。  それから東京国立近代美術館にジャクソン・ポロック展を見に行く。初期 から晩年まで、良いバランスで作品が並んでいる。  最盛期と呼ばれる数年間の作品群は、絵具の質感がとても大事にされてい て、彫刻のような印象を与えられた。そして初期のキュビズム、シュールリ アリズム風の作品は、決して過渡的な作品ではない。激情を丁寧に可視化さ せた完成度の高い作品だと思った。そちらの路線で行っても、面白い結果に なったのではないだろうか。後期の、やや評判の悪いブラックポーリングの 作品群は、その初期のコンセプトを抽象画のスタイルで蘇らせようとしたよ うにも感じられた。  ポロックが制作している様子のビデオも見たが、とても落ち着いて職人的 な手つきで仕事をしており、その態度にも好感を持った。
2月12日(日)  お昼、ヤマハのトランペット教室へ。忙しくなってきて、3月のレッスン で一区切りつける旨を原先生に伝える。課題は、高速度で演奏するコツをど う身につけるか。とことん無駄な力を抜くことが求められる。以前よりはだ いぶできるようになってはきたのだが、まだ十分でない。しばらく猛練習す るしかないか。  レッスン後に渋谷で降り、ハンバーガーショップでしばらく時間を潰して から喫茶店・集へ。詩人の鈴木志郎康さんと今井義行さんと悪だくみをする。 とにかく非常に刺激的な話題が飛び交ってあっという間に時間が過ぎ去って しまう。いずれ何らかの形で発表しますのでお楽しみに。夕食も一緒に食べ、 人生や表現についてまた話す。今井さんは求職中だが、前よりも更に元気に なっていたようだ。志郎康さんは、手術前から意識が途切れている、という ようなことをおっしゃっていたが、人や社会や表現についてシャープな切り 口で語り倒し、びっくり。  帰ってしばらく休んだ後、サルサバンドの練習へ。ぼくも結構タフな人間 だな。
2月11日(土)  京王JAZZポート倶楽部というグループのセッションに参加。場所は多摩セ ンターのコルコバードというライブハウス。知り合いのピアニストの笠原さ んが主催しているのを知り、応募してみたというわけ。  なかなかいい感じのライブハウスで、ピアノはアップライトだがよく響く。 15名ちょっとの人が集まり、セッションが始まった。中級くらいの人が多 かった。ベーシストで、エディ・ゴメス風のフレーズを弾く人がいて、目を 惹いた。順番は公平に回ってくるし、なごやかな雰囲気だしで、楽しく演奏 できた。  演奏後、近くの居酒屋で打ち上げ。音楽の話で盛り上がった。セッション は人の輪を広げてくれるのでありがたい存在。ここにもまた来ようと思う。
2月4日(土)  朝、目黒区税務署近くの内科へ。最近、胃腸の調子が悪く、会社の健康診 断でも黄信号が下されたので診てもらうことにしたわけ。診断書を読んでも らい薬をもらった。内視鏡検査をしなければはっきりしたことはわからない とのことだったが、その検査が、予定が詰まっていて5月中旬頃にならなけ れば受けられないそうだ。とりあえず、予約をした。昔内視鏡検査した時は、 良性だったが腸にポリープがあったのでちょっと不安だな。  夜はまたJ−FLOWでジャムセッション。ちょっと早目に錦糸町に着い て、タイ料理屋でグリーンカレーを食べた(おいしかった)。それからセッ ションに行ったが、寒かったせいか、人数がやや少なかった。それでもいつ ものようにまあまあ楽しくセッションできた。トランペットのうまい人がい て、メルアドを交換。話をして以前に別の店で共演していたことがわかった。 2月5日(日) 薬を飲んだせいで、幾らか胃の調子が良いようだ。  昼間雑用をして、夕方、オペラシティアートギャラリーに難波田史男展を また見に行く。心に突き刺さってくるような彼の絵が好きでたまらないのだ。 見入っていると、いろんな風景や人の顔や動物がどんどん出てくるようで、 興味がつきない。絵というより、抽象的なアニメ映画を見ている気分になる。 良い図録が出ていたので買って帰る。  それからサルサバンドの練習のため経堂へ。練習前に、福間健二詩集『青 い家』を少し読む。
2月4日(土)  朝、目黒区税務署近くの内科へ。最近、胃腸の調子が悪く、会社の健康診 断でも黄信号が下されたので診てもらうことにしたわけ。診断書を読んでも らい薬をもらった。内視鏡検査をしなければはっきりしたことはわからない とのことだったが、その検査が、予定が詰まっていて5月中旬頃にならなけ れば受けられないそうだ。とりあえず、予約をした。昔内視鏡検査した時は、 良性だったが腸にポリープがあったのでちょっと不安だな。  夜はまたJ−FLOWでジャムセッション。ちょっと早目に錦糸町に着い て、タイ料理屋でグリーンカレーを食べた(おいしかった)。それからセッ ションに行ったが、寒かったせいか、人数がやや少なかった。それでもいつ ものようにまあまあ楽しくセッションできた。トランペットのうまい人がい て、メルアドを交換。話をして以前に別の店で共演していたことがわかった。