2013年12月

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12月31日(火)
 部屋の整理の日。妻にさんざん注意されていたのでやらないわけにはいきま
せん(笑)。なかなかモノが捨てられないタチなので思い切って断捨離するこ
とを心掛ける。机の上の整理も行って、ややすっきりした。その後、メルマガ
の原稿を書いたりトランペットの練習をしたり。夕食は妻が作ってくれた年越
しそば。雑煮用のつゆを使って、かき揚げそばにしてくれた。だしが濃厚でお
いしい。紅白を見たりフルーツを食べたりしているうちに新年。あけましてお
めでとうございます。

12月30日(月)  この数日、大掃除や不用品処分で忙しかったので、気分転換に妻と一緒に河 辺温泉「梅の湯」へ。ところが、電車を待っている間に人身事故があり、不通 となってしまったため、近くの喫茶店で一時間ほど時間を潰す。事故の様子を 目撃してはいないが、該当の駅で人身事故が起こったのは初めてで、びっくり した。電車が動き始めたので、中央線、青梅線で河辺駅へ、「梅の湯」はいわ ゆるスーパー銭湯で、駅前のビルの5・6階に入っている。このビルには図書 館も入っているので、市民の方には生活の楽しみを得る大切な場なのだろう。 受付を済ませてまず腹ごしらえ。ラーメンを頼んだがあっさりしていてまあま あの味だった。いよいよお湯へ。意外と混んでいて、お年寄りの方や子供連れ の方が多かった。泡が出る風呂や岩風呂、かけ流しの露天風呂、サウナなど、 いろいろな種類の風呂を楽しんだ。こういうところに久しぶりにくると新鮮で 面白い。露天の、背中のところだけ湯が流れる風呂があって、青空を眺めなが らボーっとするにはいい(少し寒いが)。1時間半ほどあちこちの風呂に浸か った後、妻と待ち合わせてマッサージに行く。実は、プロのマッサージに行く のはこれが初めて。年配の男性のマッサージ師にやってもらう。ぐいぐい力を 入れてツボを押すタイプの人で、痛みを感じる時もあったが、素人には探せな いような、筋と筋の間の微妙なツボを鋭く見つけてケアするのはさすがだなあ と思った。終わって妻と館内の食堂で軽くお酒を飲む。こういう癒しの時間も 良いものだ。
12月27日(金)  仕事納め。勤務の後、机周りの掃除をして納会。同僚たちと喋りながらビー ルを飲む。その後、武蔵小金井の喫茶店で妻と妻の友人に会う。大学の同級生 で、現在はアメリカの日本大使館で働いており、休暇で帰国しているという。 ランニングが趣味でアートもお好きとのこと。知的で素敵な方だった。
12月26日(木)  土地を売り渡してもらう件で立川へ。売主さんと初めてお会いする。司法書 士さん、不動産屋さん、銀行の担当の方の立ち会いのもとで契約を行う。今度 住むことになる小平市周辺の事情についていろいろ教えてもらったりする。売 主さん夫婦は穏やかでとても良い感じだった。1時間半ほどで契約終了。ほっ とした。その後、銀行の方と住宅ローンの件で打ち合わせ。修正点についての 要望を出す。担当の方の説明がわかりやすくてありがたかった。終わって3時 前。世田谷美術館に行って「実験工房」展を見る。前衛芸術は、強烈なエリー ト意識と西欧コンプレックスを起爆剤とした壮大な遊び場、というふうに見え た。ジャンルをまたがって行われる芸術家同士の濃い交流は現在見られなくな ってしまったものだ。当時の企業の、前衛芸術家たちへの支援ぶりも興味深い。 5時に館を出て、帰宅。夕食を作る。
12月25日(水)  帰宅して妻の作ってくれたクリスマスの料理を食べる。チキンのパイナップ ル煮が絶品だった。甘辛くて口の中で溶けるようだった。ケーキも焼いてくれ た。余りケーキは作ったことがないと言っていたが、おいしくできていた。頑 張ってくれてありがとう。プレゼントの交換もする。ずっと一人のクリスマス を過ごしてきて何とも思わなかったぼくだが、夫婦で暖かく過ごすクリスマス はやはり良いものだなあ。
12月22日(日)  午後、鈴木志郎康さん、今井義行さんと代々木上原の鎌倉パスタで詩のお喋 り会。志郎康さんの奥様の麻里さんもいらした。しばらくぶりのお喋り会だっ たので、特にテーマを決めずにざっくばらんにいろいろなことを話したが、詩 を詩を書く人の生き方と重ねて論じていこうというところで一致した。ぼくが 詩を書き始めた頃(80年代後半)は、詩は言葉だけで自立した世界を作って いくという思潮が強かった。そこを現在の視点で修正していくのが新鮮だ。志 郎康さんには、持参した詩集『ペチャブル詩人』にサインをいただいた。ぼく の結婚について触れていただいた作品が収録されているので感激だ。その後、 忘年会。今井さんの詩のことなどを話題にする。この企画を来年も続けて形に したい。鎌倉パスタを出た後、今年最後のサルサバンドの練習に行く。
12月21日(土)  忙しい一日。  まず、立川で住宅ローンの打ち合わせ。担当の女性の説明がわかりやすくて 良かった。デパートに行って妻がぼくへのクリスマスプレゼントを買ってくれ る。と言っても、ウチは合理的な夫婦なので(!)、互いが欲しいものを買っ てあげるというシステム。ぼくはウェザーリポートの70年代のCDを選んだ。 本屋をちょっと覗いて昼食。鹿児島の黒豚をメインとするレストランに入る。 家族連れでにぎわっていた。とろろをかけた豚丼を注文したが、あっさりした 上品な味でとてもおいしかった。武蔵小金井に移動して妻へのプレゼントを買 う。妻が選んだのは黒い手袋。暖かそうだ。喫茶店でちょっと休憩。バスで小 平に購入した土地へ移動。そして地鎮祭。無印良品の担当者、工事担当者、神 主さんに挨拶。既に紅白の幕を張ってお供えものなどを準備している。若くて まじめそうな神主さんだった。儀式のやり方をレクチャーしてもらい、本番。 土地の神様に工事の無事と建物の無事を祈る。草を刈る儀式が面白い。えいっ とかけ声をかけながら、砂に埋まった草をクワで刈る真似をするのだ。無印良 品の人たちはさすがに慣れた感じにやっている。無事式が終了して神主さんに 御礼を言う。お供え物に使った野菜や果物をいただいた(バナナやパイナップ ルなど、日本の神様も食のグローバル化の恩恵にあずかっているようだ)。近 所の方に挨拶に行った後、自宅に戻る。7時に、予約していたフレンチの店で 妻の誕生日を祝う。妻へのプレゼントは妻希望の着物箪笥なのだが、買うのは 引っ越した後で良いというので現物の代わりに「着物箪笥」と書いた紙を渡す。 予約したレストランはこじんまりとしたカジュアルな店で、置いてあるワイン の種類もごく少ない。シェフと奥さんだけで経営しているようで、お客も地元 の顔なじみの人ばかりのようだ。だが、そのいかにも地域密着型という感じが 良い方に出ている。注文したのは、大山鶏のグリル、カボチャのポタージュ、 シーフードのグラタン、ビーフの煮込みのコースだが、どれも丁寧で繊細な味 付けがされている。派手さはないが、コクがあって飽きが来ない感じだ。デザ ートのスイーツの盛り合わせも上々。昨年はまだ結婚前だったんだなあとしみ じみ思う。忙しかったが楽しい一日だった。
12月15日(日)  横浜のスタジオで8ビートジャズバンドの練習。1月25日にライブをやる ので、プログラアムの曲を確認するように練習。結構いっぱい課題が見つかっ てしまった。難しいところは何度も繰り返して練習するなど、割合に丁寧にリ ハを進める。このバンドのメンバーは皆素直なのでリハはやりやすい(笑)。 その後今度はサルサバンドの練習のために経堂へ急ぐ。我ながらタフだだなあ と思った。
12月14日(土)  小田急多摩センターのコルコバードでセッション。知り合いのピアニストの 笠原さんが主宰しているものだ。ちょっと遅れて到着するともうかなりたくさ んの人がいて演奏している。知り合いと初めての人が半々くらいだった。楽器 のバランスも良いし、皆そこそこうまい。3時間ほどセッションして、同じ店 で打ち上げ。ピザやらブイヤベースやら、かなりおいしかった。知り合った人 と音楽のことをいろいろ喋ったのも良かった。途中で帰ったが、駅近くで電飾 つきのトンネルが作ってあって、それが闇によく映えて美しかった。
12月1日(日)  9時頃起きてバイキングの朝食を取る。小雨。お堀の光景が窓の外に広がっ ている。カモがたくさんいる。面白いことに、陸にあがって休むのも、泳ぎ出 すのも、皆一斉なのだ。集団で行動する動物なのだなあ。チェックアウトして 荷物をホテルに預け、佐賀城跡へ。若い頃に来たことがあったのだが、今は単 なる「跡」ではなく、城を当時の姿のままに復元していた。完成まではもう少 しのようだが、既に一般公開されている。中に入ると、ボランティアの方がい ろいろ説明してくれた。中は博物館のようになっていて佐賀の歴史を学ぶこと ができる。やはりハイライトは幕末維新の時期のようだ。これをテーマにした 寸劇の上演もあって、なかなか面白かった。  見終わってホテルで荷物を受け取り、駅へ。途中、デパートで焼きものを見 る。妻は源右衛門の作品が気に入ったようだった。ただ、荷物になるし、今回 は購入を見送る。駅に着いて蕎麦屋で昼食。土産を買いバスに乗って空港へ。 空港では名物の羊羹を買う。外側が砂糖でコーティングされた、独特のおいし い羊羹だ。羽田には6時半頃到着。武蔵小金井までまっすぐ帰る。駅を降りて 駅前の大戸屋で夕食。