2014年5月

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5月25日(日)
 中学時代の恩師のお墓参りに行く。余裕を持って出発したつもりが、電
車を乗り間違えて20分程遅刻してしまう。みんなは待っていてくれた。集
まったのは7人で、お墓の掃除をし、お花とお酒をそなえ、線香をあげる。
そしてみんなで手を合わせた。改めてすばらしい先生だったと思う。お墓
参りを終えて、女性陣は皆帰ってしまったので、男たちだけで横浜に行っ
て中華の会食。中学時代のことやら近況やらを話す。同級生たちは、意外
と地元で生活している人が多いことを知る。また集まろうということにも
なった。ぼくは風邪が治りきっていなくて、早目に失礼させてもらったが、
こういう集まりは貴重なものだと実感する。
 帰途、具合が悪くなって駅のベンチで休む。風邪をあなどってはいけま
せんねえ。帰ってベッドに倒れ込む。今日のサルサバンドの練習は休むこ
とにした。
 さとう三千魚さんの「浜風文庫」に、ぼくの作品「あるサボタージュの
お話」が掲載されているのを確認。猫のプチ家出のことを書いた作品
だ。さとうさん、ありがとうございます。
5月24日(土)  遂に新居の引き渡し。10時に到着すると、無印良品の方はもう待ってい てくださった。完成した新居をゆっくり見て回り、説明を受ける。白い壁 と大きな窓と木の床の家だ。面積は狭いがしきりが少なくて解放感がある。 まだ実感が余りないが、住んでみると徐々に湧いてくるだろう。業者さん に御礼のお菓子を渡し、感謝の言葉を述べる。  その後、新築祝いということで、フランス料理店「オー・ボール・ド・ ロー」でちょっと豪華なランチ。ぼくはニンジンのスープ、鶏の詰め物ロ ースト、タルトを注文。コクのある味で、特にスープが良かった。赤ワイ ンも飲む。店内はいっぱいで、中年の女性の団体が昔のスターの話で盛り 上がっていた。武蔵小金井グルメはこの一年で結構制覇した。妻もおいし いものを食べるのは好きなので、また訪れよう。  帰ってさとう三千魚さんのWEBマガジン「浜風文庫」のための詩を書 く。水曜日から風邪をひいているので早く寝た。
5月20日(火)  退社後、「幽」怪談文学賞の受賞式に出席。撮影禁止の受賞者がいたの が面白かった。知り合いに挨拶。作家の田辺青蛙さんがオメデタであるこ とを知る。東雅夫さんとも久しぶりに話せて良かった。
5月17日(土)  午前中、掃除や引っ越し準備。午後、銀行に行って住宅ローンの最終契 約。さすがにいつもより時間がかかった。終わってすぐ小平市の建設中の 家へ急ぐ。外構についての詳細を決定する。外構に関してはほぼ妻の意見 を尊重することにした。6時半頃に打ち合わせ終了。疲れてしまってこれ から家でご飯を作るのも億劫なので、以前も行ったことのある和風居酒屋 ねばやで夕食。焼酎を飲み、カツオのいぶり、豚焼き肉、和風オムライス、 などを食べる。デザートにシャーベット。ここは料理がどれもおいしいの で気に入っている。女性客が多いのも頷ける。引っ越しても遠くはないし、 また来たいものだ。
5月11日(日)  小平市に建設中の家がいよいよ完成間近。午前中、業者の方から家屋に ついての説明を受けることになった。家は想像していた通りの出来で、安 心した。モダンで暮らしやすそうな家だ。庭は狭いが、ぼくたちで手入れ をするにはこのくらいの広さが適当だろう。妻は本などを呼んで植える植 物をいろいろ研究しているようだ。業者の方に御礼を言い、写真を撮る。 その後、自転車で府中に行き、免許証の住所の変更。府中まで自転車で行 ったのは初めてだが、意外に近い。帰りにインドカレー専門店「プーさん」 で昼食。スパイスが効いていておいしい。ただ、量が多すぎて少し残して しまった。残念。食後にジュースがつくサービスも良い。帰って少し昼寝。 読書などをして、うどんの夕食。それからサルサバンドの練習へ。 5月10日(土)  昼間もろもろの家の用事を済まし、夜、妻と一緒に三鷹の串焼屋PISTE へ。妻が職場の飲み会で幹事をやることになり、その下見ということ。P ISTEは大きくはないが、さっぱりと小粋な感じ。串焼きはもちろんおいし かったが、他では鶏ときのこをポン酢であえた料理が特においしかった。 日本酒もおいしいのがそろっていたし、妻が頼んだゆず酒はアルコールに 弱い人でも楽しめるような味だった。気に入った妻はここを予約すること に決めたようだ。夫婦で外で飲みに行くことは最近余りなかったのだが、 いいものですね。
5月6日(火)  GW最終日。妻と夢の島植物園に行く。新木場に2時過ぎに到着。駅前 のラーメン屋で腹ごしらえ。5分程歩くと夢の島公園に着いた。ここは以 前は東京都の「ゴミ捨て場」だったわけだが、すっかり様変わりして気持 ちの良い自然公園になっている。公園内に「花壇コンクール」の作品が展 示されていて、楽しみながら歩いた。植物園は○十年ぶりで、いろいろな 植物を見ることができて満足。年甲斐もなく興奮してしまった。小笠原諸 島のタコノキという、根が空中に剥き出しになった不思議な形の木が特に 印象に残った。厳しい生存競争に揉まれた上で、こんなユニークな姿が磨 かれてきたのかと思うと感動してしまう。「必要」は美を生むのかな。帰 りにフラダンスのパフォーマンスを見て、園内のカフェでドリアンのアイ スクリームを食べる。臭みなどなく、甘くておいしかった。 帰ってトラン ペットの練習。夕食に、あじの干物、わかめの味噌汁、ひじきと大豆の煮 物、玄米。
5月5日(月)  一日のんびり。午前中メルマガのコラムを書きあげ、ほっとする。午後、 新国立美術館に行き、松宮純夫さんから招待状をいただいていた国画展を 見る。松宮さんの絵は以前より明るく、平和的な雰囲気になってきた。他 に、精巧なイラストのような田村あさこの「fountain」とポップな絵柄の 高木美希「Cosmic Girl」が印象に残った。帰り、近所の和菓子屋でかしわ 餅を買う。夕食はスパゲッティミートソースと野菜スープ。
5月4日(日)  下北沢のアポロでセッション。先月始めて来て気に入った店だ。小さな店 ながら、今日も腕の立つプレイヤーが何人も来ていて楽しかったし、勉強に もなった。知り合いのアルトサックスの黒川さんにも会う。  帰宅して妻が作ってくれたちらし寿司と蛤のうしお汁、卵焼きの夕食。ち らし寿司は久しぶりに食べたがとてもおいしい。いくらもたっぷり入ってい る。うしお汁は蛤の新鮮さが生きていた。妻は最近めきめき料理の腕をあげ ているなあ、と思う。ぼくも平日はご飯を作ることが結構あるのだが、なか なかこうはいかない。頑張らなくちゃ、です(笑)。
5月3日(土)  寝坊して朝昼兼用の食事。それから妻と東京都美術館のバルテュス展へ。 初期から晩年の作品までの作品がそろった、かなり規模の大きな回顧展だっ た。「夢見るテレーズ」「美しい日々」のような代表作もあった。全体とし ての感想は、バルテュスの特質は、性が目覚める頃の少女の美への着目とい ったところよりも、異なる画法の混在を意図的に行っているところにあるの ではないかと思った。ぼくは美術史に詳しくないので正確なことは言えない のだが、初期ルネサンス期のやや平面的な描き方で、その時代では絶対描か ない人間の仕草をあえて描くことで生じるギャップをうまく絵に生かしてい るなということだ。「美しい日々」を、近代的なリアリズムの描き方で描い たら、あれほどの衝撃力は出ないのではないか。晩年は日本や中国の画法も 援用して不思議な世界を作り出している。節子夫人をモデルにした「朱色の 机と日本の女」の異様さは魅力的というしかない。バルテュスの絵は、本来 結びつかない画法を混ぜ合わせるという点で、ポップアート的な要素も隠し 持っているのではないかと感じた。少年期の猫が出てくる連作(リルケが出 版を薦めたことで有名)もあり、まだバルテュスらしさが出ているわけでは ないのに、絵柄がかわいいのでやたらグッズが出ていて人気があった(妻も 一筆箋を買っていた)。  見終わって上野のアメ横をぶらぶら歩き、サンマルクカフェで休憩。和風 のデニッシュを食べる。それから妻は買い物に、ぼくは水没させてしまった スマートフォンの代品にデータを入れるためドコモショップへ。帰って掃除。 妻が作ってくれたタイカレーとトムヤンクンで夕食。