2015年10月

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10月31日(土)
 掃除をしてから妻と小金井公園に散歩。ハロウィンの日で、仮装をしている
たくさんの子供たちに会う。バーベキューをしている人も多かった。紅葉は
まだ半分くらいといった感じだが、きれいな秋景色を楽しめた。ドッグラン
や子供たちがいろんな遊具で遊ぶ様子も見る。1時間ほどぶらぶら歩き、公
園の近くの5884という小さなカフェでランチ。ハワイアンが流れる、家
屋の一部を改造したカフェ。高野豆腐のタコライスを頼んだが、これが厳選
素材の料理で、とてもおいしかった。妻は里いものハンバーガーを頼み、ひ
と口食べさせてもらったらこれも良い味。東ティムール産のコーヒーも、し
っかり淹れてあって美味。今まで機会がなくて来なかったが、ここは穴場だ
った。その後、武蔵小金井のイトーヨーカドーでジャージを買って帰宅。夕
食に妻が作ってくれた舌平目のムニエルを食べる。
10月30日(金)  退社後、トゥガン・ソヒエフ指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団の演奏を聴き に東京芸術劇場へ。ソヒエフはロシア出身の若手指揮者。オーソドックスで メリハリのある演奏を聞かせてくれた。曲目はシューベルト「ロザムンデ序 曲」、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンの7番、ア ンコールに「フィガロの結婚序曲」。嫌みが全くない演奏で、弾力的なリズ ムとコントロールの効いたダイナミクスが魅力的だった。もっとドロドロし たものが欲しいと感じさせられるところもあったが、こういう健康的な演奏 も良いものだ。ヴァイオリンソロは神尾真由子で、情緒的な、ややチャイコ フスキーよりのメンデルスゾーンだった。アンコールに、シューベルトの「 魔王」のソロ用アレンジを弾いた。終演後、守屋さん、柿沼さんとメキシコ 料理店で食事。
10月25日(日)  遅い朝食の後、メルマガに載せるコラムを書き始める。府中市立美術館で 見たマリー・ローランサン展がテーマ。夕方、小金井公園方面に散歩に出る。 帰って、妻が作ってくれたミラノ風カツレツと水菜とソラマメのパスタの夕 食。イタリアンを二日続けて食べることになったが、おいしかった。食後、 サルサバンドの練習へ。
10月24日(土)  「浜風文庫」のための詩を書きあげる。結婚式の衣装合わせをテーマにし た作品。その後、掃除に庭の水まき。それからぼくの両親との食事会のため に町田へ。八王子周りで横浜線を使った。早く現地に着き、しばらくぶらぶ ら。相模原出身の妻が、高校時代に足を向けていたという、食べ物屋さんが 並んだ路地を見たりする。それから両親と落ちあい、イタリア料理店「アレ グロ・コン・ブリオ」へ。入口が少しわかりにくくて迷ったが、町屋を改造 したおしゃれな店だった。両親と近況について喋りながら食事。前菜からデ ザートまでどれもおいしかった。イチジクを使った生ハムの前菜が特に気に 入った。固めの麺のポルチーニ茸と赤エビのパスタも良かった。両親は余り 外食しないタチなので喜んでくれたようだ。お土産に柿をもらい、お返しに お菓子と猫ちゃんのおやつを渡す。町田は余り来ないのだが、栄えているの にちょっとびっくり。
10月18日(日)  鈴木志郎康さんのお宅で有志で詩について語り合う「ユアンドアイの会」 の日だが、目が覚めたら11時。飛び起きて家を出る。今井義行さんに謝罪 の電話を入れ、鎌倉パスタで待ち合わせ。昼食をとりながら雑談。その後、 鈴木志郎康さんの家へ。さとう三千魚さんの詩集『はなとゆめ』の感想を言 い合った。ぼくはさとうさんの詩が、かつてニューエイジと呼ばれたスピリ チュアルな思潮に影響を受けているのではないかということを話した。さと うさんは引用を多用した、脱現代詩的な書法を模索したことを話され、どこ かで普遍性ということを意識しているということを話された。会の後、詩人 の藤井彩子さんの展示会を見た。夕食はコロッケ。義父母が贈ってくれたジ ャガイモを妻が揚げてくれた。揚げたてのコロッケはジューシィでおいしい ですね。
10月17日(土)  掃除をし、明日の「ユアンドアイの会」のためにさとう三千魚さんの詩集 『はなとゆめ』を読む。トランペットの練習をし、詩作。半分くらい書き終 わる。夕方、軽く散歩。妻が作ってくれたサバの味噌煮の夕食をとる。
10月12日(月)  連休最終日。サルサのライブを二つ。  夕方、バスで府中に到着。府中ジャズフェスティバルで街が賑やか。ソン のバンドを聞いて楽しみ、5時20分から出番。6曲演奏した。街中で演奏 することは、サルサ通ではない人の反応を見るという点で面白い。体を動か しながら聞いてくれる人がたくさんいて嬉しかった。それから車で六本木に 移動。ラーメン屋で夕食をとった後、パライソでライブ。今日は3つのバン ドが出る日で、ウチがトリをつとめる。ここはラテン好きのお客さんが毎回 盛り上げてくれるのでやりやすい。外国人のパーカッショニストの飛び入り もあり、楽しく演奏できた。11時頃演奏が終わったので、かなり遅くなっ て帰る。
10月11日(日)  一日妻とお出掛け。いわさきちひろ美術館に初めて足を運ぶ。個人の作品 の美術館としてはそこそこの規模で、キュートな建物。庭もきれいだった。 「非戦70年 ちひろ・平和への願い」と「旅する芸術家 ホジェル・メロ展」 の二つの企画展をやっていた。「平和への祈り」は、いわさきちひろの生涯 を追いつつ、戦争関連の作品に光を当てたもの。いわさきちひろの原画を見 たのは初めてだったが、かわいらしさの中に、強烈な緊張感が漲っていて、 とても良かった。太平洋戦争関連の他に、ベトナム戦争を描いた連作もあり、 ちひろの社会への関心の深さを再認識した。と同時に、児童書というものが、 戦後民主主義の気風とともに育ってきたことも確認できた。ホジェル・メロ は50歳前後のブラジルの画家で、マジックリアリズム風の世界を描くのを 得意としている。ミロのような抽象的な形態、鮮やかな色彩が特長で、現代 美術の成果を児童画の世界におおいに取りこんでいる。暗いストーリーの話 にも、明るい色、陽気な線で軽妙に描くところが、日本人画家と違うところ だ。見終わって美術館内のカフェでラベンダーティーを飲む。香りが良くて 楽しめた。  その後、青山に移動。ギャラリーDAZZLEで林・恵子個展「てんとう むし新種発明協会10周年記念展−GEN10−」を見る。林・恵子さんはぼくの 中学時代のクラスメイトで、てんとうむしをテーマに工芸作品を創作してい る。てんとうむしをテーマに作品を作り始めてからの10年を時事的な出来 事と対照させながら1年ごとに回顧し、手ぬぐいからピンバッチ、回文集の 挿絵に至るまで、多彩な世界を展開している。新種(?)の奇想天外なてん とうむしを描いたりしてユーモアもたっぷり。お客さんもたくさん来ている ようだ。洒落た絵とテキストで構成された「天道虫吉祥紋・文様集」を購入 し、ちひろ美術館で買ったクッキーを御土産に渡す。林さんはお元気が様子 で20周年に向けて頑張ります、とおっしゃっていた。  それから洋菓子店「TAGAGI」でおやつ。ノルマンディーとコーヒー を注文。ここのパティシエは有名な人らしく、凝った味わいだ。中に入った リンゴの酸味が効いている。  帰宅して詩作の続きとトランペットの練習。夕食は具だくさんの暖かいソ ーメン。
10月10日(土)  午後、掃除と庭の水撒き。その後、トランペットの練習をする。最近、ド ッペルトーンが出やすくなってしまったので、アンブシュアの確認をし、口 を意識的にすぼめるようにする。その後、新作の詩にとりかかる。ユーチュ ーブで猫ちゃん動画を見て和んでいるうちに夕食。野菜スープやらキーマカ レーやら盛りだくさんの献立だった。妻がケーニッヒで買ったソーセージが おいしかった。赤ワインに良く合いますね。
10月4日(日)  今日も寝坊。朝昼兼用の食事をして風呂の掃除。それから府中市立美術館 にマリー・ローランサン展を見に行く。ローランサンの絵の造形美に焦点を 当てていて、初期から後期までの作品がバランスよく展示されていた。パル コキノシタという現代美術家の公開制作も見る。マンガのようなタッチで、 福島の震災の様子を描いており、迫力があった。ちょっと宗教画のような雰 囲気もあった。公園で缶コーヒーを飲みながら休み、バスで武蔵小金井へ。 それから歩きたくなって、家まで45分かけて歩いて帰る。夕食は鶏ガラス ープのラーメン。スープは妻が2時間かけて作ったもので、コクがあってお いしかった。食後、サルサバンドの練習へ。
10月3日(土)  やや遅く起きて掃除。図書館に期限切れの本を返しに行き、図々しく新し く借りる。トランペットの練習をし、村上春樹のエッセイ集を少し読む。そ れから徒歩で国分寺へ。妻と落ちあい、恵比寿屋という魚介がメインの欧風 居酒屋へ行く。タラバガニなどの魚介蒸しがおいしかった。残り汁でリゾッ トを作ってもらう。ビールと白ワインを飲み、デザートはさつもいものアイ スクリーム。良い気分になる。ちょっと歩きたくなって、妻と二人で帰りも 徒歩。