2016.1

2016年1月

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1月31日(日)
 1日中、コラム原稿の執筆。『新宿ピットインの50年』という本をとりあ
げた。有名なジャズのライブハウス、ピットインの歴史を、出演したミュー
ジシャンのインタビューを軸に辿るもの。ミュージシャンの証言も面白いが、
飄々としたオーナーの人柄がより興味深い。夕食後、サルサバンドの練習へ。
1月30日(土)  10時頃起きて簡単な朝食。雑用をして、接骨院へ。肩はだいぶ良くなって いて、腫れが引いてきていると言われ、ほっとする。1時間ほど丁寧に治療 してもらった。帰って掃除。その後、トランペットの練習をし、メルマガの コラムを書く。夕方、夕食のチキンカレーを作る。
1月24日(日)  ちょっと寝坊。朝食後、「浜風文庫」のための詩を仕上げる。2時から妻 と玉川上水沿いを散歩。すっかり冬という枯れた感じを楽しむ。武蔵野らし い風景だなあと改めて思う。妻は、ここに越してきて良かったことは、絶好 のウォーキングコースがあることだと言っていた。鷹の台駅付近にある喫茶 シントンで休憩。レトロな感じの喫茶店で、きれいな版画がたくさん飾られ ていた。アートギャラリーのようである。コーヒーとケーキは素朴な味わい でおいしかった。  帰って詩を推敲。夕食は金目鯛の煮つけとカブと干し柿の塩こうじあえ。 食後、サルサバンドの練習へ。
1月23日(土)  久しぶりに三鷹のソニドでセッション。管楽器の人がたくさん来ていたが、 仕切りが上手で、たくさん演奏することができた。この間足を運んだT'sとは えらい違いだ。経験の豊富なプレイヤーが多くて、演奏自体の水準も高かっ たと思う。トランペットの若い女の子に新橋ヤマハの原朋直教室の宣伝もし た。   帰って掃除。夕食はビーフステーキ。妻が奮発して良い肉を買ってきてく れた。柔らかく、甘みがあっておいしい。付け合わせのマッシュポテトとニ ンジンのグラッセもいい味だった。
1月22日(金)  退社後、神保町のギャラリー「WHITE」に寄ってタカザワケンジ「Os amu Kanemura's New Work?」を見る。実験的な試みで知られる写真家金村修 の、写真家・評論家のタカザワケンジさんがセレクトした作品と、金村作品 をリミックスした作品を展示。金村修は風景の「モノ」性を追求する写真家 だが、タカザワさんはそうした金村作品自体の「モノ」性を提示して、新し い世界を作っていた。写真が概念の芸術であることをまざまざと示していて、 刺激的だった。
1月17日(日)  有志で詩を読み合うユアンドアイの会。11時半に今井さんと待ち合わせて、 牛タン屋さんで腹ごしらえ。12時半に集合して志郎康さんのお宅に向かう。 長田さんはきれいな着物姿でいらしていた。1時から5時近くまで8編の詩 について感想を述べあい、突っ込んだ議論をした。得難い濃厚な時間だ。一 時、具合を悪くしていた猫のママニちゃんも元気を取り戻しているようで嬉 しかった。終わって経堂に移動。ラーメンを食べ、喫茶店で『新宿ピットイ ンの50年』(河出書房新社)を読む。ジャズのライブハウス、ピットイン の歴史をミュージシャンのインタビューによって浮かび上がらせるという本 で、面白かった。経営者の佐藤氏は初めは車マニアの人が集う喫茶店を開こ うと思っていたが、BGMで流れるジャズを聞きにくる人が多く、ジャズ屋 さんに転身させたのだという。21時からサルサバンドの練習。
1月16日(土)  朝寝坊して、接骨院で肩の治療。まだ痛むけれど、関節の可動範囲が広が っていた。帰って1時間程散歩。帰りに、米粉で作る「ごはんパン」を売っ ている小さなベーカリーを見つけ、購入してみる。歩きながら食べたところ おいしかった。それから掃除をし、詩作。一応完成した。これから時間をか けて推敲しよう。夕食は湯豆腐。妻が良い豆腐と鱈を買ってきてくれて、実 においしい。ぼくは肉よりもこういうものの方がどちらかと言えば好みだ。 食後、トランペットの練習をする。
1月11日(月)  朝、お義母さんからいただいたお餅を醤油とキナコで食べる。トランペッ トの練習を少しやり、散髪へ。ところが、いつもやってもらっている床屋が 美容室に鞍替えしていることがわかり、結局駅前の10分床屋で髪を切る。駅 前にできたワインやコーヒー他輸入食品を販売する店を覗き、無料コーヒー を飲む。なかなかおいしい。2時に妻と待ち合わせ、小金井公園へ。梅が咲 き始めている。紅梅はまだだが、白梅は結構咲いていて、写真を撮っている 人がかなりいた。今日は成人式なので、着物姿で梅をバックに記念撮影して いる人もいましたね。梅を楽しんで、公園前のカフェ「5884」で休憩。ブラ ジルコーヒーと黒糖とくるみのパウンドケーキ。コーヒーは丁寧に淹れてあ り、厳選素材のケーキも上品な味。くつろげていい店だ。家まで徒歩で帰り、 詩を書く。かなり書き進めることができた。夕食はサバの揚げびたし。
1月10日(日)  9時半頃起きて朝食。その後庭の水撒きと床掃除。それから新しい詩を書 き始める。昨日のカレーの残りで昼食をとり、午後から国分寺のT's(ティ ーズ)というジャズ・バーのセッションへ。ところがところが、一番早く行 ったのだが、メチャ混みというわけでもないのに順番がちょっとしか回って こない。どうもホストのミュージシャンたちが顔見知りの客を優先して演奏 させているようだ。頭にきてマスターに文句を言い、予定より早く切り上げ て帰る。久々にアタマにきましたね。客商売だってことを忘れないで欲しい なあ。セッションでホストをつとめるミュージシャンの皆さん、仕切る際は くれぐれも公平を心掛けましょう。  帰って、セッションで演奏できなかった分、トランペットの基礎練習。そ れから夕食。栗ご飯に牡蠣の味噌炒めと生牡蠣、小松菜と鶏肉の吸い物にサ ラダ。これはうまかった。特に牡蠣の味噌炒めがいい味。セッションでの嫌 な気分が吹き飛んだ。  食後、詩の続きを書く。
1月9日(土)  9時頃起床。妻が作った高野豆腐のフレンチトーストの朝食。ハチミツを かけて食べる。豆腐の風味が口の中に広がっておいしい。食後、接骨院で肩 の治療。いつもより時間をかけて、1時間ほど治療してくれた。今日は患者 さんがたくさん来て、繁盛しているようだ。  12時頃妻と外出。池袋の文芸座で映画「ローマの休日」を見る。ぼくは 5回くらい見ているのだが、妻がまだ見たことがないというので連れていっ たというわけ。劇場は年配の客でいっぱいだった。改めて「ローマの休日」 を見て、演出が細かいのに驚いた。もちろんご都合主義は満載なのだが、一 つ一つのシーンに洒落たひねりがある。スクーターの暴走で被害を受けた人 たちに、結婚式に急ぐためと下手ないいわけをしたらそれが通じて、みんな に祝福されるとか、ダンスの最中に理髪師の男がおもむろに彼女の髪をじっ と見て、ポケットから櫛を取り出してカールする職業精神を発揮するところ とか、小技が効きまくっている。子供だった少女が恋愛を通じて大人の女性 としての自信を持ち、王女としての義務の重要性にも目覚めていく、という 枠組みが細かなエピソードや仕草の積み重ねによって説得力をもって描かれ ていると思う。妻も満足してくれたようだ。  劇場を出てカフェでひと休み。それから新大久保のダグでトランペットの 消音機を購入。マウスピースも見せてもらった。  帰宅して掃除。夕食は妻が作ったシーフードカレー。エビやアサリ、イカ が入っており、ルウの下ごしらえも十分で、コクがあっておいしかった。
1月4日(月)  お正月休み最終日。庭の水撒きとゴミ捨ての後朝食。それから妻と山種美 術館の「ゆかいな若冲・めでたい大観」展を見に行く。富士山や愛らしい動 物などの、めでたいものをテーマにした江戸から昭和にかけての日本画の名 作を集めた企画展。とても楽しめた。特に若冲の鶏の水墨画連作は、鶏の動 きを鋭く捉えていて、驚かされる。川端龍子の鯉の絵は、鯉もさることなが ら水の質感をうまく捉えていて面白い。日本画は西洋絵画よりも動画に近い 要素をたくさん持っているなと感じた。  見終わって、ブルーパパイヤというタイレストランで食事。サラダバー、 ドリンクバーが充実している。トムヤンクンを頼んだが、お正月で和食ばか り食べていたので、新鮮な気分になった。その後、国分寺でセーターを購入。 帰ってコラム原稿を仕上げ、トランペットの練習。夕食は妻が作ってくれた リンゴ、蜂蜜入りの豚の生姜焼き。リンゴと蜂蜜が入ることで味に膨らみが でき、普通の生姜焼きよりおいしかった。さあ、明日から仕事だ。
1月3日(日)  1日中メルマガのコラム執筆。取り上げたのは武良布枝著『ゲゲゲの女房』 で、例の朝ドラの原作本だ。朝ドラは余り見ていなかったのであるが、水木 しげる死去のニュースをきっかけに手に取ってみたら予想外に面白かった。 水木しげるに関わる部分よりも、著者自身の話の方により興味を惹かれた。 お昼を食べた後、短い散歩。近所の鈴木稲荷神社に参拝する。帰ってトラン ペットの練習。夕食に、妻が作ってくれた、焼きサバにトマトとミソのソー スをかけたものを食べる。トマトとミソの相性が良いのにびっくり。
1月2日(土)  8時半頃起き、庭の水撒き。朝食を食べて、神田明神にお参りに行く。結 婚式を挙げた神社だ。途中、近所の氷川神社へお参りする。御茶ノ水に着き、 神田明神に近づくと大変な混雑ぶりであることがわかる。ただ、例年のこと なので驚きはない。ゆったりした気分で小一時間ほど待ち、お参りする。古 いお守りを納めて新しいお守りを購入。入り口付近で獅子舞をやっていたの で眺める。頭を齧ってもらった。  その後、徒歩で小石川に住んでいる妻の親戚を訪ねる。途中、ココイチで キチンカツカレーを食べる。妻は幼い頃小石川に住んでいて、近所に住んで いた親戚とは日頃から親しくお付き合いしていたそうだ。いろいろご馳走し ていただき恐縮。書道の道に進んだ従弟の方のお話が面白かった。  4時前にお暇し、水道橋から電車に乗って帰宅。
1月1日(金)  明けましておめでとうございます。  今年もどうぞよろしくお願い致します。  庭の水撒きをして朝食。昨日買った越野紅梅をお屠蘇代わりにして年を取 る。それから互いの両親の家へお年賀に行く。  まずはぼくの実家へ。伊勢原に12時半頃着き、バスに乗る。よく晴れてい て富士山がきれいに見えた。両親と甥、そして猫2匹が迎えてくれた。おせ ち料理を食べながら和やかに近況を喋り合う。猫のレドが神様用のスルメを 盗み食いしていた。食事の後、ぶらぶら散歩しながらゆっくり駅へ向かう。 途中、子供の頃から行っている八幡神社で初詣。伊勢原はいろいろ変わって いるところもあるが、牛を飼っている牧場がまだ残っていたりして懐かしい 気持ちになる。それから妻の実家へ。相模大野駅に着き、喫茶店で少し休ん だ後、お家まで歩く。相模大野は伊勢原に比べるとだいぶ都会だなあと思う。 妻の実家では、ご両親の他、親戚の方がみえていて、賑やかな雰囲気だった。 大学生になったユウタ君が仲間と車で初日の出を見に行ったことを話してい た。すっかりご馳走になり、9時ちょっと前にお暇する。