2018.9

2018年9月

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9月30日(日)
 早朝、ロマンスカーで伊勢原へ。久しぶりのロマンスカーは空いていて
快適だった。タクシーでIさんのお宅へ。レドはまだ軒下にいるが、呼び
かけると反応する。捕獲機にエサを仕掛けていたのだが、何とエサだけな
くなっていた。エサを入れる器が挟まっていたようだ。いずれにしても静
観している時間はない。便利屋さんを待って道路で見張りしていたところ、
何とレドが出てきて母に抱っこされているという。急いで駆け付けると、
タオルにくるまれ、頭を撫でられて甘えモードになっていた。病院が怖く
て逃げ出して、錯乱状態に陥っていたが、3日たってようやく落ち着きを
取り戻し、正気を取り戻したようだ。キャリーを持ってくるとすんなり入
り、一安心。到着した便利屋さんに解決した旨を話し、病院まで送っても
らう。便利屋さんは、タモ網から床剥がしの工具まで、ありとあらゆる道
具を持ってきてくれていた。病院で尿を抜いてもらったが、尿に膿が混じ
おり、腎臓に影響があるかもしれないと言われた。場合によっては自宅で
の輸液の注射が必要になる。とりあえずは家で静養し、リラックスするの
が最善とのこと。獣医さんの手際の良さに感心する。バスで帰り、家に放
すといつもと変わらないような様子に戻っている。逃げ出したものの知ら
ない場所でどうしたらいいかわからず、家に戻れて安心したのだろう。ご
飯も食べ、水も飲んだ。ファミが出てきて鼻を突き合わせて挨拶を交わし
た後、シャーと恐い顔をしてレドを威嚇した。ファミにしてみれば、三日
間の間自分が家の主人だったので、天下が崩される感じだったのか。それ
でもレドはさほど気にする様子もなく昼寝をしていた。大変だったが一件
落着。後はレドの健康状態が悪化しないかを注意深く見ることだ。台風が
近づき、サルサバンドのリハは中止に。夕方、自宅に戻る。Iさんが動物
好きな方で、よくしてくださって本当に助かった。
9月29日(土)  猫のレドが動物病院への通院の帰りに逃げ出してIさんという方のお宅 の物置の軒下に潜り込んで出てこない。レドは自力で排尿できないので長 引けば命に関わってしまう。  早朝、母と一緒にIさんのお宅へ。ぼく、母、Iさんの三人で対策を練 る。軒下は排気口に通じているようで、軒下を離れ、家の中央の床下にも 潜り込んだようだ。絶望的な気分になる。が、レドはまた軒下に戻ってく る。隙間から呼びかけると甘えた声が聞こえてきた。母が呼びかけると反 応するが、出てくるまでには至らない。捕獲機を仕掛け、お腹が空いて中 に入るまで待つことにする。台風がきそうなので心配だ。東京でジャズバ ンドのリハがあるのでとりあえず帰る。吉祥寺のスタジオでリハ。難しい 曲ばかりやったが、メンバーはうまくこなしてくれた。ラーメンを食べて 帰宅。レドのことで獣医さんに電話すると、膀胱はまだ少しの間大丈夫な ので、何か食べさせて栄養をつけたほうが良いとのこと。母親にもその旨 伝える。入れ替わりにIさんから連絡が入る。Iさんも獣医さんに相談し てくださったとのこと。何か食べさせたほうが良いというアドバイスを聞 き、何とレドのためにサンマを焼いてくれたという。余りのことにが下が る。とりあえず明日まで捕獲機に入るのを待つことにしたが、これ以上長 引かせるのは危ないと判断し、横浜の便利屋さんに相談した。猫の捕獲の 経験もあるというその便利屋さんは、ぼくの言うことをよく聞いてくれた 上で、網での捕獲や床板を剥がしての捕獲など、猫探しの専門業者が出し てこない案を考えてくれた。便利屋というところに電話したのは初めてだ が、依頼人が一番に困っている点をピンポイントで考えてくれる。応急処 置であってもとりあえず窮地を救ってあげようという発想があり、感心さ せられた。返事も早い。明日の朝来てもらうことにした。両親やIさんに もその旨を話す。とりあえず待つのみ。
9月28日(金)  昨日、猫のレドが動物病院への通院の帰りに逃げ出してしまったと聞き、 会社を休んで実家に駆け付けた。8時すぎに両親と御岳というバス停で待 ち合わせ、レドが逃げ出した現場を探す。看護師さんがキャリーバッグの 鍵をきちんとかけず、扉が開いてしまったのだという。点滴で辛い想いを したレドは、緊張の余り気が動転してしまったのだろう。昨日は妹も呼ん で捜索したが見つからなかった。妻がパソコンでチラシを作ってくれたの でそれもコピーして持っていった。逃げ込んだ先のお宅の庭を探している と、何とすぐにレドの姿を見つけることができた。ところが、近づいて捕 獲しようとするが素早く逃げて、とても捕まえることができない。一番な ついている母親が近づいても逃げてしまう。治療の辛さが、ただでさえ臆 病なレドを極度のビビリン坊に変えてしまったようだ。捕まることを察し て逃げてしまう。逃げても同じ場所に戻ってくることが確認できたので、 チラシを撒く必要はなくなったが、猫がすばしこく、どんなところにも潜 り込めてしまうのでお手上げだ。逃げ込んだ先はIさんというピアノの先 生のお宅。Iさんは、動物好きな大変良い方で、レド探しに協力してくだ さった。動物病院の先生の口利きで秦野に捕獲機を借りに行く。レドは物 置の軒下に隠れてしまったので、捕獲機を置いてかかるのを待つことにし た。レドは自力で排尿ができないので、長期戦になると命に関わってくる。 いったん実家に帰り、間をあけてIさんのお宅に見回りに行く。レドは捕 獲機の横をすり抜けて軒下から逃げてしまったことがわかった。がっかり するが、どうにもならない。別の場所に捕獲機を置き、様子を見ることに した。Iさんも心配なご様子で懐中電灯を持って探してくださり、恐縮す る。しばらくして、Iさんからまた軒下に入ったとの連絡を受ける。とり あえず、軒下から逃げ出さないように回りを固めることにした。深夜、24 時間対応の猫探しの業者に電話しまくる。来てもらえないかと頼むが全て 断られる。入り口を塞いで捕獲機に入るのを待つのが良い、とどの業者も 口をそろえて言う。
9月24日(月)  妻と多摩動物園へ。結婚前にデートして以来だ。14時頃到着。軽い昼食 をとって、昆虫からアジア、アフリカ、オセアニアの動物をたっぷり見て 回る。温室の中を自由に飛び回る蝶、ニホンザルの喧嘩、至近距離で迫力 満点のサイやトラの姿、どれも新鮮で楽しかった。動物たちの中には人間 の気配を感じると、愛嬌を振りまくかのようなそぶりを見せるものたちが いる。遠くにいたコアラはわざわざ近寄ってきたし、ゾウは鼻で挨拶して くれた。毎日人を見ていると、動物にも面白がらせてやろうという気が生 まれるのかもしれない。帰ってトランペットの練習と詩のエッセイ執筆。 夕食はエビフライ。
9月23日(日)  夫婦で寝坊し、遅い朝食。トランペットの練習をし、読書。花田清輝の 『小説平家』と粉川哲夫の『メディアの臨界』を交互に読む。夕方国分寺 方面に散歩。途中にある古本屋で鈴木志郎康さんのエッセイ集を3冊見つ けて購入。他にも珍しい本があった。帰って夕食の支度。銀ダラの西京焼 き、牛肉とセロリの炒め物、キャベツとナスの煮浸し、ナメコと豆腐の味 噌汁を作る。いろいろ反省あり。そういえば涼しくなったものだ。

9月22日(土)
 朝食後、車の運転。掃除などの家事をし、午後、ポップスバンドの練習
のため経堂へ。帰って夕食。鉄板焼き。
9月17日(月)  昼間は詩を推敲したりトランペットの練習をしたり。午後、実家へ。小 雨が降っており、かなり涼しい。夏も遠くなった。八幡神社にお詣りして から家へ。障害猫になってしまったレドの様子を見るのが目的だ。和菓子 を両親に渡し、さっそく猫と対面。レドは一時に比べてかなり元気になっ ており、以前のようにまるまるした感じになってきた。歩き方はまだぎこ ちないが、びっこをひくことはなくなった。高いところにも登るし、しっ ぽも少し立ってきた。一回、ちゃんとトイレで便ができたことがあったよ うで、その時は興奮して家じゅうを走り回ったらしい。相変わらず臆病だ が、甘えん坊で食いしん坊であることも相変わらず。ファミの方はひっき りなしにマッサージを要求。わがままだがかわいい。夕食後、カテーテル によるレドの排尿を行った。割とうまくいって満足。もう一回やれば完全 に習得できそうだ。それにしても、父母がこの困難な作業をしっかりやれ ているのに驚いた。頭が下がる。8時半頃帰宅。甘栗をお土産にもらった。

9月16日(日)
 夫婦ともに昼前まで寝てしまう。妻は部署移動があり、最近疲れている
ようだ。ぼくも便乗して寝坊させてもらう。朝食後、運転の練習。曲がる
ところを間違え、長いコースになったが特に問題はなかった。帰って詩作。
没頭して夕方頃完成。それから小平駅付近まで散歩。ぽえむという喫茶店
でゴルゴ13を読みながらブラジルを飲む。帰って夕食。チキンソテー、え
のきの味噌汁、ジャコとピーマンの炒め物を食べる。
9月15日(土)  遅く起きてレトルトの中華丼の朝食兼昼食。これは会社の備品の非常食 で、期限が近づいたので従業員に配った、というもの。ビニールの袋に発 熱剤を入れて作る。味は普通だが、非常食としては優れていると思う。コ ーヒーを飲んで掃除。トランペットの練習をし、散髪。夕方、国分寺へ。 妻と落ちあい、くうふくという創作居酒屋で食事。鶏レバーの燻製、水な すのお浸し、メカゴの天ぷら、タイ風ローストポーク、締めにグリーンカ レーを注文。どれもおいしかった。焼酎のお湯割りも2杯飲み、いい気分 になった。

9月9日(日)
 寝坊。どうも疲れがたまっていて気力が出ない。ハイドンのピアノトリ
オを何曲も聞く。その構成の見事さ、メロディーの繊細さに驚く。シュー
ベルトを先取りしているかのようだ。小さな単位を複雑に変形させて曲を
構成していく様は、ベートーヴェン、シューマン、シェーンベルクにつな
がって、ドイツ音楽の主流を築いていくようにも思う。午後、短い散歩に
出る。お祭りがあり、子どもたちがかわいいお神輿を担いでいた。夕方サ
ルサンドの練習へ。

9月8日(土)
 軽い朝食の後、運転の練習、掃除などの家事をやる。西日本の豪雨に引
き続いての北海道の地震の被害が大きいことに驚く。夕方、友人のピアニ
スト岩渕さん、ベーシスト渡辺さんのライブを聞きに学芸大A−Trainへ。
途中、昔住んでいた祐天寺で下車。街の様子が結構変わっていた。住んで
いたアパート付近を通りがかると、近所のアイドル猫だったノラ猫のミラ
ちゃんがいて、挨拶。毛並みも良く、相変わらず人懐こい。近所の人にか
わいがられているようで安心した。それからA−Trainへ。岩渕さんと渡辺
さんの親密な会話のような演奏を聞き、数曲ご一緒させてもらう。ペペロ
ンチーノを注文。おいしかった。10時半すぎに帰宅。

9月2日(日)
 寝坊して朝食後、運転の練習。その後、コラムを書き進める。合間合間
にトランペットの練習。19時頃、大方書き終える。夕食のサケの漬け。宅
配の食品だがなかなかおいしかった。

9月1日(土)
 妻が出勤の日で、昼間は掃除などの家事をたくさんする。午後、メルマ
ガのコラム原稿を書き始める。トランペットの練習をし、夕食作り。