2019.2

2020年2月

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2月29日(土)
 午後、妻を連れて実家に、レドの埋葬を手伝いに行く。父がいろいろ準
備していてくれた。箱に収められたレドは聞いていた程痩せ細ってはいず、
眠っているようだった。触ってみると硬直して冷たかったが、死に顔は実
に穏やかで、苦しまないでピンピンコロリで逝ったのが本当だとわかった。
ぼくも死ぬ時はこうでありたい。排尿障害で朝晩尿を取ったりして大変だ
ったが、いなくなると寂しいと父が語っていた。父も母も本当にレドのた
めに尽くしてくれて頭が下がる。写真を撮り、黙祷した後、庭にスコップ
で穴を掘り、紙に包んで埋葬した。ガラス越しにファミが様子を見ている。
やはり気になるのだろう。ファミもこの数日落ち着かない感じらしい。レ
ドが好きだったホタテの缶詰や牛乳などを供え、土の上にフキを植えた。
もう一度黙祷。その後、父と食事しながらいろいろ話す。ファミとも少し
遊ぶ。夕方、家を出て厚木の母の店へ。そこでもレドの話をいろいろ聞く。
レドは母にとても懐いていて夜は布団の中に潜り込んできていた。いなく
なって寂しいと話していた。店を出て武蔵小金井の柳田屋という焼き鳥屋
で夕食。安くておいしかった。これからレドの詩を書くことになるだろう。
2月26日(水)  帰宅途中、電車の中で留守電を再生すると、母より愛猫レドが突然倒れ 息をしていないとのこと。驚いて電車を降り電話をしたら、夕食の食卓で いつものように椅子に上って人間のごはんをねだり、肉を二切もらって食 べ、もっともっというそぶりをしていたところ突然椅子から落ちた。ぐっ たりしていたので近寄るとこんな状態だったと。夜にもかかわらずレドの かかりつけの獣医が駆けつけてくれ、診断の結果突然の心臓発作で即死だ ったという。もがきも痙攣も一切せず、椅子から落ちて丁度「ヒ」の字の ような姿で床に倒れた。レドは腰の骨を折る大けがをして排泄障害になっ て以来、腎臓を悪くしていたが、それによって臓器全体が弱っていたのだ ろう。今年に入ってから急に痩せたらしいが、食欲はあり、元気に甘えも していた。生きる活力はあった。そして苦しまずに逝った。最期まで食い しん坊で甘えん坊、レドらしい死に方と言える。余りのことに呆然とした が、自分らしく生き抜いたことはすばらしい。土曜日に埋葬に行くことに する。
2月24日(月)  テレビではコロナウィルスの報道ばかり。外出はあきらめておとなしく 過ごすことにする。昨夜のバジル炒めで朝食兼昼食。その後、妻に頼まれ た家事をやり、メルマガのコラムの執筆。諸星大二郎「失楽園」とポリテ ィカル・コレクトの関係について。夕方脱稿し、ウォーキングへ。帰って 夕食作り。サンマの干物、豚肉のソテー、野菜の炒め物などを作るが、作 りすぎてちょっと反省。
2月23日(日)  午前中、車の運転と買い物をし、午後、妻と府中市美術館へ。「青木野 枝 霧と鉄と山と」展を見る。府中駅から徒歩で美術館に行こうとしたが、 標示が少なくて迷ってしまった。青木野枝は鉄や石膏と使った彫刻・イン スタレーションを作る作家で、抽象だがおどけた形態がメルヘンチックで 面白い。常設の牛島憲之の作品も楽しめた。武蔵小金井までバスで行き、 パスタを食べて休憩。徒歩で帰宅。夕食は、サバとアジの干物、イカとキ ャベツのバジル炒め。
2月22日(土)  午前中、クリニックに大腸内視鏡検査の結果を聞きに行く。異常なしと のこと、安心する。喫茶店で読書し、徒歩で小金井公園へ。梅まつりが始 まり、コロナウィルス騒ぎにもかかわらずそれなりの人が集まっていた。 梅の花を堪能し、屋台で食事。八丈島の焼酎と山盛りのモツ煮込み。焼酎 はすごくおいしかった。徒歩で帰途につく。3月のように暖かいせいもあ り、途中でブルーベリーソフトクリームを食べる。帰って掃除。トランペ ットの練習をし、コラムの執筆。夕食はお雑煮、高野豆腐とシイタケとス マップエンドウの煮物。
2月16日(日)  小雨混じりの天気だが寒くはない。小金井公園まで散歩し、梅を見る。 暖冬のせいか丁度見頃だった。花もきれいだが香りもすばらしい。花を堪 能した後、公園の食堂できつね蕎麦と熱燗。いい気分になる。買い物をし て帰り、メルマガのコラムを書き始める。夕食はサーモンのソテー。
2月15日(土)  朝食後、運転と掃除。トランペットの練習をし、詩の推敲。それから小 平駅前まで散歩。途中、守屋さんに勧められたコミック『夢中さ、君に。』 を文教堂で買う。昼食に蕎麦を食べ、永田珈琲でひと休み。買ったマンガ を読み、持ち帰った会社の仕事をする。夕食は牛肉とセロリの炒め物。
2月11日(火)  腸の様子は少し落ち着いてきた。風呂の掃除をしてトランペットの練習。 それから駅前まで歩き、喫茶店で詩作。一編書きあげる。徒歩で帰宅。詩 の推敲をし、デイブ・ダグラスのアルバムを聴く。斬新な響きでワクワク する。いろいろ家事をして妻が作ってくれていた肉豆腐の夕食。それから 電子書籍のマンガ『包帯期間少女』(須藤佑実)を買ってちょっと読む。 少女同士の不思議な関係を詩のように描いた作品集だ。
2月9日(日)  病院でいただいた白粥の朝食。食事制限はちょっとつらいですね。午後、 散歩。文教堂で注文していた『小熊秀雄詩集』と『ポーの一族』の続巻を買 う。当たり前だが以前のものとは絵柄が全く違っていた。帰って読書と詩作。 夕方サルサバンドの練習へ。
2月8日(土)  大腸の内視鏡を受けるため朝から下剤を飲む。2時から診察、処置しても らう。ポリープがあり切ってもらった。麻酔をかけての処置なので起きて痛 くはないがちょっとふらふらする。バスで帰宅するが眠くてやる気が起きな い。病院でもらったスープを夕食代わりにし、早めに休む。
2月3日(日)  午前中に掃除などの家事をやり。トランペットの練習をしてウォーキング。 文教堂で本の注文をする。小平駅前のポエムで読書&詩作。夕食は手巻き寿 司。
2月2日(土)  寝坊して車の運転と買い物、それからジャズバンドの練習のため吉祥寺に。 3/29にライブをやるのでその時にやる曲をメインに練習する。セロニアス・ モンクの曲を2曲やるが、リズムやハーモニーが変則的で面白いと同時に難 しい。終わって武蔵小金井駅前へ。散髪をして妻と改札で待ち合わせ。ハン バーグレストラン葦で夕食。ここは前にも来たことがあるが、庶民派洋食の 名店。和牛のハンバーグは味がしっかりしていておいしい。野菜は小金井産 のものを使っているという。ボリュームがあって値段も手頃。言うことなし。 帰り際に白鴎の手形の色紙が飾られているのを発見。ここでカツサンドを食 べたことがあるのだそうだ。