2021.12

2021年12月

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12月31日(金)
 大晦日。朝食後、床の拭き掃除。床拭きは割と好きで、膝が痛くなるのを
覗けば、きれいになっていくのが面白くていつも没頭してやっている。終わ
って小平駅方面へ散歩。駅前のインド料理屋でポークカレー。おいしかった。
多摩湖自転車歩行者道を通ってゆっくり帰宅。トランペットの練習をし、コ
ラム原稿を書く。年越しそばを食べながら紅白を見るが、お笑いなどの演出
が多すぎて最早歌がメインでない感じ。
 今年も一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致しま
す。
12月30日(木)  冬休み2日目。窓ガラスを拭く。外側はやっぱり汚れていますね。庭の水 やりをし、国分寺でメガネの修理。帰りにタイレストランで牛肉とタケノコ のレッドカレー。辛かったがおいしかった。歩いて帰宅。トランペットの練 習をし、コラム原稿書き。Oさんからいただいた哲学書を読もうとするが難 しくて歯が立たず。夕食はホッケ焼き、さつま揚げとジャガイモの煮物、ブ ロッコリーのサラダ、キノコの和風スープ。
12月29日(水)  冬休み一日目。ゆっくり起きて、朝食後、妻の指示でお風呂の大掃除。い つもはやらない換気扇のところもしっかりきれいにした。一橋学園まで歩い て銀行でお金を下ろし、整体へ。中華料理店で五目チャーハン。遠回りしな がらぶらぶら帰り、トランペットの練習。名刺の整理をし、メルマガのコラ ムにとりかかる。ヴァージニア・ウルフ『ジェイコブの部屋』の感想。夕食 は湯豆腐。
12月26日(日)  朝食後、年賀状を出し図書館で本を借りる。スーパーの寿司で昼食。午後、 ユアンドアイの会の合評会。力作ぞろいで論じ合うのが楽しかった。17時ま で白熱した合評が続き、それからオンライン忘年会。ビールを飲みながら近 況を話し合った。夕食はチキンとジャガイモとニンジンの洋風煮込み、キノ コ汁。羽生弓弦選手が4回転半に挑む。すごいです。
12月25(土)  朝食後、掃除と運転。それから妻と外出。買い物をし、カフェで休憩。そ れから吉祥寺のイタリアン、ラ・クレアトゥーラでクリスマスディナー。カ ジュアルな店だが料理はどれもおいしかった。メカジキと手長エビのグリル がメイン。エビのパスタもおいしかった。ここはチーズが良いものを使って いる。食べながら妻といろいろ喋り、楽しかった。店の外に出ると寒くてび っくり。冬ですね。
12月19日(日) バンド仲間の天神さんが四谷三丁目に出したバー「CONTONTON」でサルサの ライブ。11時到着。駅からすぐでわかりやすい場所だった。想像していたよ り大きい。それでもビッグバンドはややきつく、いろいろ立ち位置を工夫し た。リハを終え近くの蕎麦屋で昼食。13時半に演奏スタート。満員御礼で懐 かしいお客さんもたくさん来て下さり、盛り上がった。昼間のライブもいい ですね。楽しく演奏できた。終演後はラムを飲みながら歓談。久しぶりに飲 むラム酒は甘くておいしい。酔ってきたことに気づき、帰宅。電車の中で急 激に酔いが周り、下車して駅のベンチでひと休み。やれやれ、ラムは怖いで すね。ともあれ、ライブは楽しい。またやりたい。
12月18日(土)  朝食後、整体へ。ここは指圧が上手。筋を伸ばす運動もした。帰って運転。 納豆とろろ蕎麦の昼食。掃除をし、詩作。書き上げる。母の店の閉店の様子 を書いたもの。夕食は鮭ご飯と揚げ春巻き、アドカドのサラダ。食後、年賀 状の宛名印刷をする。、
12月12日(日)  朝食後、洗濯をし、図書館へ。本を返し数冊借りて帰る。詩を書く。昼食 に蕎麦を茹でる。夕方、散歩に行き、ガストで詩の続きを書く。トランペッ トの練習。夕食は餃子。  youtubeでエストニアのレイン・ラーマット監督によるアニメーション「ビ ッグ・ティル」(1980)を見る。小国を守る巨人の話で、若い頃に見てトラ ウマになる程衝撃を受けた。命が脆い物体でしかなく、強大な力の前では為 すすべがないことをこれほどあからさまに描いた作品は他にないのではない か。小国の兵士が残酷な殺され方をされる様も印象的だが、巨人が敵国の兵 士を泥人形であるかのように薙ぎ払って倒していく光景は本当に凄まじい。 周辺国に圧迫されていたエストニアの人民の怨念を反映しているのだろうか。 ブラスと声のシンプルな音楽も効果的だ。
12月11日(土)  朝食後、学園東町にある接骨院へ。最近肩の調子が悪く、腕が上がらなく なってきたのでその治療のため。若い先生で、小さなクリニックだが設備は ちゃんとしていた。指圧が主。ウォーターベッドを初めて体験。若干肩が軽 くなった。来週も行く。散髪して帰宅。昼食に蕎麦を茹で、掃除と運転。ト ランペットの練習をし、ウルフ『波』を読み終わる。一種の詩。夕食はカラ スガレイ、卵焼き。本職パン屋さんのバンド仲間に作ってもらったシュトレ ンが届く。  文学、戯曲、映画などの賞の受賞者の男女比率が問題になっているという。 ぼくは女性の審査員を増やしてジェンダーバランスを取るべきだと思う。が、 そもそも賞というものが、「受ける側」のためでなく「与える側」のために 存在することも、忘れてはいけないんじゃないかなと思う。
12月5日(日)  朝食後、実家で預かってもらうマンガ本の箱詰め。運転をし、蕎麦を茹で て昼食。詩を少し書く。明大前の七月堂古書部へ。今日が営業最終日で豪徳 寺に移転するのこと。たくさんのお客さんが惜しんでくれた、と言っていた。 『井上光晴詩集』を購入。それからサルサバンドの練習へ。  ユーチューブで若き日のトランペッター河東伸夫の演奏を発見。テクニッ クは完璧で、ちょっと気負いが感じられるが、熱のこもった良い演奏だった。 河東伸夫は一度聞きに行ったことがあるが最近はどんな演奏をしているだろ うか。
12月4日(土)  朝食後掃除をし、それから読売ランド前へ行って、ちょうりん庵というス タジオでジャムセッション。実に久々のセッション演奏だ。知り合いのピア ニストから誘われたのだが、ここは別荘として建てられたものということ。 広く、防音は完璧でインテリアデザインも洒落ている。何とも贅沢だ。集ま った15人程で楽器のバランスが良く、皆さん上手で4時間も演奏を楽しんだ。 ジャズを演奏するのは久しぶりで、カンを取り戻すのにちょっと時間がかか った感じだった。帰って夕食。タラのムニエルカレー風味、カブとツナのサ ラダ、サツマイモとプルーンの甘露煮。  12月2日はマルキ・ド・サドの命日だった。サドについてのツイートを見て いるうちに、自分もちょっと考えてみた。ぼくにとってサドは、現実のしが らみを切り捨てた「空論」を徹底的に推し進めることで、目に見えないもう 一つの「現実」を明確に浮かび上がらせる作家、という位置付け。虚数の発 見者のような感じ。虚数が、目には見えないのに、科学技術に応用されて現 実を動かすのに似てるかな、と思う。  サドの作品は徹底した女性蔑視の主張に貫かれているが、『悪徳の栄え』 の主人公ジュリエットは数々の試練を経て悪の道を極める人物である。この ことは何を意味するか?女性でもその気があって精進すれば男性同様の活躍 ができるということ。これは転倒されたフェミニズムではないだろうか。サ ドが『悪徳の栄え』の主人公を女性に設定したのは作家としての勘の良さを 示しているように思う。女性でも女性蔑視の思想に至ることができるという 倒錯した「男女平等」の論理。この論理の倒錯性こそがサドの魅力だと思う。 サドの登場人物たちは残虐の限りを尽くすが、そうしたいからではなく、そ うすることが論理の帰結であることを証明するために、行為に没頭している ように見える。