2022.4

2022年4月

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4月30日(土)
 今日もちょっと肌寒い日。但し家の中はTシャツで過ごせる程度。朝シャワ
ーを浴びて仮眠。但し昨夜はそこそこ寝たのでそれ程疲れはない。長女はミ
ルクの量を増やしたがゴクゴク飲むので増やしたのは正解だった。妻と今後
のミルクの増やし方について話し合う。体はどんどん成長していて長男は一
日に40g長女は30g程も体重が増えている。それに見合った栄養の摂り方を
しなければならない。昨日の豚汁の残りで昼食。13時のミルクの後、20分程
散歩する。小平団地の児童公園などを歩く。子供たちはここら辺で遊ばせる
ことになる。緑がきれいだった。帰って長男はハイローチェア、長女は抱っ
こ紐であやす。逆はあまり効果的でない。そういうところにも個性が出てき
ている。沐浴は、いつもはぼくが風呂係で妻が着替え係なのだが、役割を交
代してみた。保湿剤を塗って耳掃除をするところで泣くんですね。妻には現
在の洗い場用マットの問題点を教えておいた。中途半端な傾斜があり、足が
滑って不安なのか洗っている最中に子供が軽く泣く時がある。その後、詩を
書きトランペットの基礎練。夕食は鶏肉とトウモロコシの炒めもの、レタス
とニンジンとスモークチキンのサラダ、インゲンの味噌汁。スーパーで買っ
たスモークチキンが意外においしい。ぼくも妻もサラダが好きなのでこれか
ら適時に使っていこう。ちょと高いけど。夜になっていつものように21時か
ら1時までの魔の時間帯をどうにかこうにか凌ぐ。この時間帯は運動の時間
みたいなものなので、完全に鎮めるのは無理だろう。長男のウンチが滞って
いるのが気になる。明日までに出なかったら対策を考えよう。
4月29日(金)  ちょっと肌寒い日。曇りで夕方ちょっと雨。昨夜は1時でシフトを替わっ てからはまあまあ眠れたのでいつもよりは寝不足ではない。朝風呂に入って 風呂掃除。子供たちはいつものように午前中はおとなしい。11時に散歩。天 平庵で鯉のぼりの形をしたどら焼きと和風サブレを購入、米粉のパンを作っ ている小さな店ごはんパンのアンパンを購入。久しぶりの散歩が嬉しくてつ い予定時間より遅くなり妻に叱られる。スーパーの冷やしラーメンの昼食。 午後、長女が断続的にグズるので抱っこ紐をしたら途端に快眠。お腹に抱え る形になるが子宮の中にいるようで安心するのだろうか。詩を書き、トラン ペットの基礎練を少し。今日の夕食は久しぶりに妻が担当。刺身用の鮭を焼 いた焼鮭と豚汁。どちらもぼくのよりおいしかった。夜はぼくはB 当番(1 時から7時)の日だったが、10時頃すごい泣き声が聞こえてきたので1階に 降りると長女も長男も息絶え絶えに泣きわめいている。ああ、これ昨日と同 じだ。妻と2人であやしたがなかなか泣き止まない。特に長男の泣きがすご かったが、大量にウンチをしたその前後お腹がガスで張っていたことが原因 の一つであるように思われた。長男は日に何度もウンチをしていたがこのと ころ日に一回だけになっている。腸が大きくなってきた証だがその変化に体 が十分対応しきれていないのかもしれない。1時以降は泣き疲れたのか静か になった。が、4時から今度は長女がグズり出す。こちらはおしゃぶりを与 えて対応した。
4月28日(木)  朝風呂の後仮眠。洗濯ものを干したり子供たちの世話をしたりして、買い 物。買い物で外を歩けるだけで貴重な気分転換になる。帰って無印良品のキ ーマカレーで昼食。妻がモビールの鯉のぼりを取り付けた。和紙でできた鯉 のぼりをつるすもので、富山の工芸品メーカー桂樹舎というところが作った もの。とてもかわいいデザインで丈夫でもある。和紙の質感が良い。空気の 流れに沿ってゆっくり動くのを見ていると心が和む。子供たちの様子を見な がら詩を少し書き、夕方トランペットの練習も少し。長女は抱っこ紐をつけ てあやしたが、すぐ眠ってしまった。抱っこ紐の中は落ち着くようだ。夕食 は豚肉と野菜の味噌炒め。ネット上にあがっているレシピを参考に片栗粉を 加えたが入れすぎてしまい、べたっとした食感になる。反省反省。味は悪く なかった。夜は20時過ぎから子供たちが騒ぎ始め、22時から1時頃までは長 女も長男もギャン泣きして大変なことになってしまった。もっともいくら真 っ赤な顔でひきつけを起こさんばかりに泣いていても翌日は涼しい顔ですや すや眠っているので、長い間放置するなどのことさえなければ発育に差し障 るということはないだろう。しかし、本気の泣きは威圧感があるな。1時を 過ぎると疲れたのかおとなしくなり、シフトを引き継いだ妻によると朝まで 静かに寝ていたという。
4月27日(水)  妻が健診のため病院へ。午前中は子供たちの世話をずっとする。昨夜おと なしかった反動で午前中はグズり気味。ただ、激しく泣き出すということは なかった。お昼は昨夜の鶏の残りと蕎麦。健診が長引くとの連絡があり、午 後イチのオムツ替えやミルクを一人でこなす。この頃にはおとなしくなって いた。妻が帰ってきて、健康に問題ないことや、育児についてのアドバイス をいろいろ受けたことを聞く。ギャン泣きは予兆を感じたらまず原因を探っ て、下着がずれているとか暑すぎる寒すぎるとかをできる限り見極め、早急 に取り除くと大泣きには発展しないとのこと。げっぷが出なくて泣く場合も あるので、ミルクを飲ませた後は必ずげっぷさせているがもう一度背中を叩 いたりさすったりすると良いという。他にも助言があったが、助産師さんの 仕事は豊かな経験に支えられているのだなあと感じた。子供たちをお風呂に 入れ、過去の詩を推敲し、トランペットの練習を少しする。5月にサルサバ ンドのライブがあるが本番だけ参加させてもらうことにした。ウォーターサ ーバーの水を入れ替え、夕食作り。アジの開き、野菜とひき肉のスープ、ハ ーブリーフとミニトマトとツナのサラダ。夜は子供たちは比較的穏やかだっ たが、1時から4時まで長女が軽くグズリ続け、4時からは長男がグズッた。 20時から1時までは寝ておいたので何とか体力は持ったが、子供たちの睡眠 のタイミングは安定していないので仮眠できる時は10分でもしておいた方が 良いな。
4月26日(火)  昨夜は明け方に子供たちが目を覚ましてしまったので朝風呂の後30分だけ 寝かせてもらう。長女は助産師さんの助言で一日に40cc飲むミルクを増やす ことにした。ちゃんと飲めているようだ。午後、家事・育児代行サービスの 方が来て、私は久しぶりに外出し、妻は指示を出しながら空いた時間で昼寝 することに。整体で凝りをほぐし、携帯の充電器を買い替え、焼肉の安楽亭 で焼肉ランチ、文教堂で本を注文し、写真屋さんの併設カフェで読書した。 外に出て街路の緑を眺めるだけでもひどく贅沢した気になる。リフレッシュ して帰宅すると家の中はとてもきれいになっていた。妻も体を休めることが できたようだ。来て下さった方は人柄も良く、安心して頼むことができる。 子供たちを風呂に入れ、トランペットの練習を少し。詩を推敲して完成させ る。ユアンドアイの会の方から離乳食セットのお祝い。いかにも栄養があり そうだ。大切に使わせていただきます。夕食は鶏肉とキャベツのポン酢炒め。 炒めるというより煮て蒸す感じで、ネット上に誰かがあげたレシピを参考に した。昼間から夕方にかけてグズッていたせいか、夜は子供たちは比較的お となしかった。長男は体重が増えてきて顔がオムスビみたいになってきた。 長女は食欲が出てきたようで、増やした分のミルクはごくごく飲んだ。
4月25日(月)  昨夜は1時以降は寝られたのでまあまあすっきりした気分。朝風呂の後風 呂掃除をし、育児を行う。長男も長女も暑いのかおくるみを蹴って剥がして しまう。昼間はベビー服だけで良いかもしれない。お昼に蕎麦を茹でて食べ る。13時に地域の助産師さんが来て子供たちの成長をチェックしてくれた。 長女はやや体重の増え方が少ないのでミルクの量を増やすことをご提案いた だいた。抱っこの仕方を横抱きから縦抱きにしたりなど様々な貴重なアドバ イスをいただいた。経験豊富な方で信頼できる。保育の場についての情報も いただいた。成長に合せて育児の仕方も少しずつ変えていかなければならな い。その後、子供たちをお風呂に入れ、詩の推敲やトランペットの基礎錬な をする。夕食はoisixミールキットを利用したエビカツ、レタスとニンジン とホタテ缶のサラダ、サツマイモの味噌汁。子供たちは助産師さんが来てい る間はおとなしくしていたが、帰ってギャン泣き。そのせいか、夜は比較的 穏やかだった。但し午前4時以降はむくっと起き出して泣き始める。一定の エネルギーをどこのタイミングで発散させるか、ということのようだ。泣い て泣いて涙で潤んだ目は、こう言っては何だが、かわいいし美しい。
4月24日(日)  昨夜子供たちがグスッていたので寝られず、朝風呂の後仮眠する。野菜炒 めの昼食。妻が命名書を作りつつある。名前の由来あり写真ありイラストあ りの凝ったものだ。ぼくも短い詩を寄せた。出来上がりが楽しみである。長 女が断続的にグズッていてその相手をしながら新しい詩を書く。詩人の集ま りユアンドアイの会の方より出産祝い の離乳食用食器が届き感激。かわいい デザインのもので、妻もとても喜んだ。少し先になりますが大事に使わせて いただきます。夕方トランペットの基礎錬をし、oisixミールキットを利用 した夕食。ごまマヨネーズを包んだ薄切り肉を巻いて作る酢豚と中華コーン スープ。手軽に酢豚を楽しむのにこんなやり方があるのかと思った。さて、 夜。21時から1時までのギャン泣きが凄まじく、2人が一緒に、或いは交互 に泣くので、それはもう大変だった。ただ、中年になってからの育児だと、 「赤ちゃんは泣くものだろう」という悟った気持ちでできるので、精神的に 追い詰められたりはしない。肉体的にはハードだが(笑)。1時に妻と交代 したが、その後子供たちは憑き物が落ちたようにおとなしくなってすやすや 寝たという。  そう言えば、先日亡くなったピアニストのラドゥ・ルプー。「千人に一人 のリリシスト」と言われていましたね。精神的な脆さを抱えていた人ですが、 一音一音を慈しむように弾くスタイルは独特で、聞くたびに強い印象を与え られます。統合失調症に悩むジャズトランペッター、トム・ハレルにも通じ るものがあったかな。
4月23日(土)  まだ4月なのに暑い日が続く。早くもTシャツ生活である。割と眠ることが できたのですっきり目覚める。朝風呂の後風呂掃除。それから車で小児科の 病院の位置を確認しに行く。近くに良い小児科があったのだが閉めることに なってしまい、探していたところだ。車で10分ちょいであることを確認した が、本当は歩いていける距離に欲しいところだ。クリーニングを出し買い物 して帰宅。スーパーで買った中華丼で昼食。午後はいつものように育児をこ なすが、長男がぐっすり眠っているので夜は元気になりすぎるんじゃないか と一抹の不安を覚える。トランペットの基礎錬をして夕食づくり。アジの塩 焼き、笹かまとサラダ菜ときゅうりのサラダ、じゃがいもの味噌汁。久しぶ りのアジはおいしかったです。夜は、予想が的中し、長男が深夜から明け方 までグズって寝られず。赤ちゃんが夜型というのは本当なんですね。
4月22日(金)  朝食の後朝風呂。仮眠してすっきりする。午前中は2人とも静かだが、長 女の方は断続的にグズっている。夜に2人ギャン泣きよりは良いか。抱き上 げるととりあえず泣き止むので、抱っこされることで大事にされているかを 計っているような感じがある。妻が買ってきてくれたスーパーの冷やし中華 で昼食。午後はハイローチェアを使いながらあやす。長男は前は日に何度も ウンチをしていたが、このところ日に1,2回まとまってする。長女もそう なりつつあり、腸が少ししっかりしてきたかなと思う。沐浴も無事終了。夕 方にしばらくしていなかった読書を少しし、夕食の準備。豚の味噌焼き、小 松菜のおひたし、小松菜の残りを使った味噌汁、サラダ。さて夜だが、長男 のギャン泣きぶりが凄まじく、史上最高レベルだった。ミルクをあげてもダ メ。泣きたい気持ちが次の泣きたい気持ちを盛り立てていくかのようである。 ここまでくると吉本隆明の「自己表出」という概念がぴったりなような気が する。外の何かを写像のように表現するのではなく、表現欲が先にあってそ れが自己の内部からどんどん迸るわけである。赤ちゃんの自己表現は、泣く こと以外にない。泣きたいから泣くのだ。そして泣きたい気持ちが収まると ぴたっと泣き止んでがぁっと眠ってしまう。午前1時以後は全く静かになっ た。
4月21日(木)  朝風呂の後風呂掃除。妹からお祝いとして絵本が届く。嬉しいですね。コ ンビニの寿司で昼食。12時から家事育児代行サービスの方が到着。妻はリフ レッシュのため外出。掃除とオムツ替えなどをやっていただき、ぼくも少し 休んだ。以前来ていただいた方と同じ方で、幼稚園の先生をされていたとい う。作業が丁寧で子供の扱いに慣れており、とても良い方である。育児につ いてお話をうかがったが、子供たちは手で顔を引っ掻く癖があり、指をガー ドする手袋のようなものをつけてもいいとアドバイスをいただいた。長女は おしゃぶりをすると落ち着くのだが、おしゃぶりは特に控えなくてもいいと のご意見だった。15時までやっていただき、入れ替わりで妻が帰ってきた。 足ツボマッサージに行ってきたとのことだった。子供たちをお風呂に入れ夕 方トランペットの練習を少し。それからoisixのミールキットを使った夕食 作り。サメの竜田揚げといんげんと枝豆の白和え。サメはフカヒレを取った 後のサメを利用したもので、クセがなくておいしかった。夜はまずまず静か で眠ることもできたが明け方にグズッて起こされた。長男が少しミルクを吐 いたのでちょっと気にしておく。
4月20日(水)  湿りがちな天候。疲れがたまっていて少し朝寝する。それから朝風呂に入 り、いつものようにオムツ&ミルク。長女が断続的にぐずっているので抱っ こする。抱っこすると泣き止むが降ろすと泣くんですね。スーパーの蕎麦で 昼食。沐浴を済ませるともう夕方。育児をしていると一日があっという間に 過ぎる。中学のクラスメイトから出産祝いのきれいなベビー服が届いた。あ りがたいことだ。トランペットの基礎練をやり夕食作り。赤魚の粕漬け、冷 ややっこ、サラダ、じゃがいもの味噌汁。育休に入って早一カ月を過ぎたな。 夜は10から1時にお決まりのギャン泣きの嵐。1時のミルクの後はすっと静 かになる。
4月19日(火)  晴れ。特に何事もない日。いつものようにオムツ&ミルクの後、朝風呂に 入り風呂掃除もする。妻がスーパーで買ってきてくれたおにぎり弁当でお昼。 その後、子供たちの沐浴、オムツ、ミルクのお決まりのコース。長男はウン チの回数が多かったが、このところ少ない回数でまとまった量をするように なった。長男も長女も体重が増えてきて、特に長男はふっくらした体つきに なってきた。トランペットの基礎練習をし、夕食づくり。子持ちししゃも、 ひき肉入り野菜炒め、カボチャとレタスとゴボウのサラダ、スナップエンド ウの味噌汁。野菜炒めはミールキットにならって醤油とミリン、胡麻油を加 えたらおいしくなった。夜は比較的おとなしかったが、明け方に長男がギャ ン泣き。朝までその対処で今日も寝不足。ウォーターサーバーを使ってのミ ルクの用意はうまくいっている。
4月18日(月)  曇り。子供たちは午前中は比較的静かだが、長女が今日もちょっとグズッ ている。長女は顔の周りでよく手をくねくね動かす。そのせいでミルクをあ げにくくなったりする。これも個性かな。ハイローチェアなどを使ってあや す。お昼に郵便局で両親に子供たちの写真を送り、コンビニで冷凍パスタを 買って食べる。午後、オムツ、ミルク、沐浴をこなす。妻が作成中の命名書 のために、子供たちの名前にちなんだ短い詩を二編書く。それから書きかけ の詩の推敲をして完成させる。トランペットの基礎練をして夕食。今夜は守 屋さんからいただいた柿安のカレー。レトルトとは思えない程おいしい。柿 安は肉が違いますね。さて、夜は地獄のÅ当番。21時を回った辺りでグズり 始め、10時-1時はギャン泣きの嵐。長女はおしゃぶりを与えていれば少しお となしくなるが、長男は昼間たっぷり寝たせいか体力があり余っていてギャ ンギャン泣く。対処法としては抱っこして部屋の中をぐるぐる回っていれば 機嫌が治るのだがベッドに置くと間もなくヒクヒク言い始め、ギャン泣きに 至る。声も絶え絶えに泣くのがすごい。赤ちゃんは歩くことも喋ることもで きないからこれが唯一の表現法なのだろう。そう考えるとギャン泣きは少し も悪いことではなく、むしろ歓迎しなければならないはずだ。ぼくはもうい い歳だし仕事で幾つも修羅場を経験しているからこういう考え方もできるけ れど、若い夫婦だと肝を潰してしまうだろう。ぼくも若かったら動揺してど うしたらいいかわからなくなっていたに違いない。その意味で公的な育児支 援は必要なのだと思う。  吉野家の役員が早稲田大学で講演し「生娘シャブ漬け」なる発言をした件、 これほど世間が女性蔑視や性被害に敏感になっているのにそれに気づかない ことが実に不思議。女性蔑視自体もちろん大問題だが、時代の流れに鈍感な まま経営陣に居座っているというところが日本企業のだらしなさを象徴して いるような気がする。
4月17日(日)  特に何もない日だったが子供がいるだけで特別な日。今日は昼間は長女が グズりがち。抱っこすると泣き止むがベッドに降ろすとまた泣き出す。試し に家の中で抱っこ紐をつけてみたらすやすや眠ってしまった。甘えん坊気質 らしい。長男は腹時計が正確で、ミルクの時間が近づくとムクッと起きてギ ャン泣きする。はっはっと嗚咽を含む泣き方に本気度が窺える。朝シャワー を浴びて外出は一切せず、妻が買ってきてくれたスーパーの中華丼で昼食。 夕方近く、子供の様子を見ながら詩を一編書き上げる。まだ推敲が必要だが。 妻が命名書を作成中で、そこに長男の名前を毛筆で書く。下手な字で申し訳 ない。でも愛情をもって行っているので許してね。夕食はoisixのミールキッ トの鯖のみぞれ煮とさっぱり豆腐。豆腐は、タレにねぎとかつおぶしを混ぜ たものに胡麻油を加えるのがミソ。料理当番をつとめて三週間たつが、この ミールキットのレシピは今後の参考になる。夜は比較的静かで割と眠ること ができたが、4時過ぎに長男がグズり始め、それからずっと相手をすること に。双子の育児はどちらかがおとなしくてももう一方がグズり出したら寝ら れないところが大変かな。  ネットのニュースの遠藤誉氏の「なぜアメリカはウクライナ戦争を愛して いるのか、を報道したインドのTVにゼレンスキーが出演」が目を惹く。アメ リカはウクライナ・ロシアの戦争で利益を得る立場にあり、ゼレンスキーは それに巻き込まれたことに内心恨みを持っている、という内容。インドは親 ロの立場であり、インドのニュース番組に出演するということはゼレンスキ ーがあながちアメリカべったりでないことを暗に示している、とのこと。そ ういう見方もあるかなと思った。  しばらく音楽を聞くことを控えていたが久しぶりにバッハの「詩篇 消し 去りたまえ、いと高き者よ、我が罪を」を聞く。ペルゴレージの「スターバ ト・マーテル」を編曲した奴だ。凝った独創的な編曲で、バッハの創作と言 って良い。晩年のバッハが若いペルゴレージに夢中になったことは重要では ないだろうか。論理を詰めていくタイプのバッハが個人的な感情を伸びやか に歌うペルゴレージに可能性を見出していたというところが面白い。
4月16日(土)  晴天。朝食後妻のご両親が訪問。教えられた時間より到着が早かったので 慌てて自宅の車を動かす。子供たちの様子を見てもらい、抱っこしてもらっ たり写真を撮ってもらったり。孫たちの元気な様子を喜んで下さった。お祝 いのお金をいただき恐縮。大事に使わせていただきます。コロナ禍のため短 い訪問となったが、いずれこちらから伺おう。その後、買い物に行き、スー パーの冷やしタンタンメンで昼食。午後はいつもの通り、子供たちの世話を する。長男は食いしん坊でミルクの時間の前に必ず大声で泣く。長女は甘え ん坊で抱っこをせがむ。性格の違いが徐々に表れてきているようだ。夕方ト ランペットの基礎練習を小さい音で少しして夕食づくり。豚肉とキャベツ、 もやしの蒸しもの、アボカドとサラダ野菜とコーンのサラダ、サツマイモの 味噌汁。蒸しものはミールキットを参考にしました。夜は比較的静かだった かな。紙オムツのゴミが山のようにできていることに改めてびっくりする。
4月15日(金)  小雨。いつものようにオムツ&ミルク。お昼に焼肉屋の安楽亭でカルビ弁 当をテイクアウト。なかなかおいしい。両親に贈る子供たちの写真をプリン トする。沐浴もだいぶ慣れてきた。子供たちはまだ着替えや保湿剤を塗る段 階でむずかるようだ。トランペットの練習を少しやり、夕食づくり。鮭の西 京漬けとジャガイモと小松菜の炒めもの、キャベツの味噌汁。夜は比較的穏 やかだったが、4時くらいから長女がグズリ始め、そのまま相手をして朝を 迎えた。長女と長男、互いに無関心なのだが、ほんのちょっぴり相手を意識 するようになったかな。  今日からレンタルしたウォーターサーバーをミルク作りに使うことにした。 温度を調節してくれるので楽だし冷水は大人が飲んでもおいしい。今はまだ それほどでもないがこれからミルクを作る量が増えてくるとこちらの方が便 利だ。活用しよう。
4月14日(木)  小雨。気温も昨日に比べ低くなった。午前中、地域の保健師さんが訪問さ れた。子供たちの健康について、この辺りの子育て環境について、貴重なお 話をしてくれた。オムツ交換やミルクの様子も見てもらったが、慣れてます ね、とおほめの言葉をいただいた。子供を抱っこする時は肘をうまく使って 頭をやや上にし、背中がキモチ丸く撓む感じが良いようだ。とても感じの良 い方で、ご自身も双子の兄弟がいるそうだ。その後、天平庵に和菓子を買い に行き両親に贈る写真をプリント。帰ってスーパーのおにぎり弁当で昼食。 オムツ、ミルク、沐浴をこなし、夕方トランペットの基礎練習を少し。夕食 はoisixのハンバーグ。柔らかくて食べやすかった。詩の推敲をし、夜に臨む。 今晩も凄まじくて、10時から1時まで2人してギャン泣きの嵐。長女は声が 大きくなりミルクもたくさん飲むようになった。長男はミルクはあげたらあ げただけ飲むので少し制限をかけなくてはいけないかも。2人とも日々成長 していて、顔つきもしっかりしてきた。双子だがもう誰が見てもはっきり見 分けがつく。寝不足が続くけれど、ギャン泣きに振り回されるのも楽しい想 い出、ということになるんだろうな。
4月13日(水)  今日も結構暑い日。但し、夜からは急に涼しくなった。朝食後、オムツと ミルクをやり、風呂に入る。少し仮眠。野菜炒めを作って昼食。またオムツ とミルク。それに沐浴。長女は洗い場も嫌がらなくなった。着替えの段階で むずかるけれど、基本的にお風呂は好きなようだ。職場の方から出産祝いの 絵本が届く。たくさん入っていて驚いた。どれも良い本ばかりだ。さすがに 本の会社だけある。とても嬉しい。絵本の他にお尻拭きとお金も入っていて 恐縮。大事に役立てさせていただきます。夕方、トランペットの練習を少し、 詩を仕上げる。両親に渡す写真を選ぶ。子供たちがかわいいのでいっぱい写 真を撮ってしまい、どれを選ぶか苦労する。夕食はサバのみりん干し、レタ スとアボカドのとろとろ卵かけサラダ、スナップエンドウの味噌汁。サラダ はミールキットを参考にしたものだ。子供たちは昼間騒いでいたせいか、夜 は比較的静かだった。ほっとしていたら、明け方近くになって、休んでエネ ルギーが補填されたせいかギャンギャン泣き出した。午前4時以降は世話に てんてこまい。しかし泣き顔というのもかわいいもんですね。乳幼児育児の 醍醐味を味わってしまいました。
4月12日(火)  病院での一カ月健診の日。5時に起きて準備し、7時過ぎにタクシーが来 る。このタクシーは育児タクシーで、退院の時も利用したが育児タクシー研 修を受けたドライバーが担当する。利用したのは日の丸交通。前回もだが、 今回も非常に良いドライバーさんで、運転が丁寧なだけでなく経験豊富で子 供の扱いに慣れているベテランの方だった。話好きな方だったが、その方に よると、赤ちゃんは自動車での移動が好きで揺れるリズムが心地よくて眠っ てしまうとのこと。但し渋滞になってリズムが途切れるとむずかってしまう ことがあるとのこと。日本人も外国人も同じだと言っていた。若干の渋滞は あったが無事定刻に到着。院内では抱っこ紐よりおくるみの方が良さそうと 判断し、抱っこ紐はタクシーに残しおくるみで診察を受ける。小児科の先生 は気さくな感じの方で、問題はないとのことでほっとした。待合室では童謡 の動画が流されており懐かしい歌がアニメーション入りで歌われていたが、 それを改めて聞くと、昭和の作曲家たちはシンプルなダイアトニックコード だけで起伏あるメロディーを生み出していることがわかった。ジャズのアド リブする時の参考になるかなと、ちらと思う。診察が終わり、ミルクを飲ま せて帰ろうとしたが、男性は授乳室に入れないことがわかった。妻が2人分 やってくれたのだが、今の時代に男性が授乳室に入れないってどうなんだろ う。設備もスタッフも良い、結構有名な病院なんだけどな。社会は男性の育 児にもっと目を向けて欲しい。帰りのタクシーは渋滞もなく快調。支払いは 市発行のトイカードで賄えた。コンビニの蕎麦で昼食。それからはいつもの ようにミルクや授乳や沐浴をこなす。夕方少しトランペットの練習をし、夕 食づくり。豚肉とネギの醤油炒めとトマトとタマネギのスープ。豚肉はミー ルキットにならって、調味料に酒を多めに入れたらおいしくできあがった。 今日の夜当番は20-1時だが、子供たちは昼間たっぷり寝たせいで元気。元気 というのはギャン泣きするということで、あやしても全く泣き止まなかった。 赤ちゃんが泣くというのは悪いことではなく、エネルギーや感情の発散であ り、泣くことで内臓も強くなるらしい。とは言え、対応が大変であることに 違いはなく、なかなかハードな担当時間だった。長男は3000グラムを越えた こともあってか空腹アピールが強くなった。夜は活発化するのでミルクは多 少多めでも良いかもしれない。妻は先々のことをいろいろ考えて計画を立て、 支援の申請や確定申告もしてくれた。ありがとうの一言しかない。  それにしても大量のゴミや洗濯ものが出るのがすごい。今日も真夏日に近 い感じだったので子供たちには薄着をさせた。
4月11日(月)  今日もほぼ真夏日。11時にNPO法人きららの方がご訪問。ここを通して、家 事や育児の代行サービスを安価で受けられる。多胎児に関しては通常のサー ビス枠の他、年60時間のサービスを受けられる。支払いには市から支給され るトイカードでもOKとのこと。良い時代になった。昨日の夕食の残りで昼食 をとり、夫婦で交代で休憩しながら家事と育児をこなす。長女はお風呂が大 好きになったようだ。明日一カ月健診があるので抱っこ紐の練習をするが、 この抱っこ紐はちょっと大きくなってから使った方がいいかもしれないとも 思った。頭が隠れちゃうんですよね。夕方トランペットの練習をし、oisixの ミールキットを使った夕食作り。ごぼう入りジャージャー丼とじゃがいもと 小松菜炒め。ジャージャー丼はおいしかったのだが、既定の調味料の量では 少し薄味すぎる感じ。味が濃いと消費者から文句が来たりするのか。次回作 る時は味を調整しよう。夜は子供たちは比較的静かで、久々に親も寝ること ができました。と言っても、細切れではありますが。職場の仲間がお祝いに 絵本を贈ってくれるというので子供たちの写真をメールで送る。
4月10日(日)  真夏のように暑い一日。いつものようにオムツ替えをするが、長男のオム ツを替えた途端にウンチをされてしまった。勢いよく飛んで服やシーツを汚 す始末。赤ちゃんあるあるでおなじみの光景であるが、実際目の前でやられ るとその迫力に圧倒される。服やシーツは急いで取り換え、洗濯する。風呂 に入って仮眠し、運転と買い物。チャーハンを作って昼食。今日は長女が昼 間少しむずかった。昼間ぐずってくれると夜はギャン泣きが少し抑えられる ので悪いことではない。午後3時いつものように沐浴。お湯の中では気持ち よさそうにしているが着替えや洗い場では泣く。これはいつもの通り。夕方 oisixのミールキットを使って夕食の支度。豚と野菜のニラ香味だれと鮭フレ ーク入りカレー風味のポテトサラダ。どちらもおいしかったが、調理に意外 に場所を取るので、育児用品で手狭になったキッチンで料理するのがちょっ とキツい。トランペットの基礎練習をしてアメリカ生まれの姪に誕生日おめ でとうのメッセージを入れ昔の写真を送る。さて夜の育児タイム。シフトは、 A当番が20-1時、B当番が1時-7時だが、今晩はぼくがA当番。子供たち が騒ぐピークは21時から1時で、長男長女とも交互にむずかり、忙しく世話 をした。ギャン泣きしていても、抱き上げてあやすと泣き止み、ベッドに戻 すとまた泣く。大事にされているかどうかを測っているのだろうか。  フランスの大統領選ではマクロンとルペンが接戦のようだ。マクロンが勝 利したとしても右派は無視できない感じになりそうだ。自由主義陣営も雲行 きが怪しくなってきたものだ。
4月9日(土)  オムツ替えとミルクの後、シリアルの朝食。朝風呂に入り仮眠。またミル クとオムツ。子供たちは相変わらず昼はおとなしい。今日は妻が買い物に出 て、ぼくは無印良品のダールのカレーの昼食。妻は久しぶりの外出で楽しか ったと言っていた。洗濯ものを畳む。赤ちゃん用のガーゼハンカチや下着で 洗濯ものものすごい量になっている。午後、詩の推敲をし、夕ご飯の支度。 と言っても手のかからないもので、買ってきた刺身といわし煮とニンジンと レタスのサラダ、豆腐とネギの味噌汁。このところ豆腐の味噌汁が多いけれ ど、今冷蔵庫にある白味噌はちょっと甘口で豆腐にぴったり。いつものよう に魔の時間帯が来るが、対応に少し慣れてきた。長女はやさしく抱っこして 語りかけをすると落ち着くようだし、長男の方は歌を歌いながら高い位置で 少し揺すって抱っこをすると落ち着く。ぼくのシフトの時は割とおとなしく していた。
4月8日(金)  いつものようにオムツとミルク。その後風呂に入る。子供たちが夜に活動 的になるのでそれに備えてお風呂は朝に入ることが多くなっている。それか ら小一時間程仮眠するが、起きて寝ぼけて階段を踏み外してしまった。幸い 小指のかすり傷で済んだが大けがする可能性もあるので気をつけないといけ ないな。今日は産前産後サービスを利用する日。妻は指示のため家に残り、 ぼくは3時間フリーに。まず整体に行って体を調整し、それから学園東町の 蕎麦屋醍醐で天ぷらつきのぶっかけおろし蕎麦を食べる。久々の外食で気分 がほぐれた。ちょっと散歩してガストに入り詩を書き上げる。買い物して帰 宅。掃除をやってもらい家がきれいになっていた。来て下さった方は幼稚園 で働いていた方で、妻は抱っこの仕方などでアドバイスを受けたという。次 回はぼくが残り、妻が休養する。子供たちをお風呂に入れたりなどしてシュ ーマイの夕食。今晩のシフトは20時から1時までが担当だが、長男の泣き方 が凄まじかった。10時半辺りからの2時間はほぼ泣き続け、しかもすごい大 声。長男は体重も増えてきたしエネルギーを発散したいのだろう。ミルクの 量も少し増やさなければならないかもしれない。長女も結構ギャン泣きした のでシフトの間はうとうとする暇もなかった。妻と交代する頃には2人とも 鎮まっていて、妻によると特に長男は体力を使い果たしたのか朝までおとな しかったという。
4月7日(木)  オムツ&ミルクの後、昨日取り寄せたegggのパンケーキを食べる。程よい 甘さと柔らかさ。おいしいですね。行列ができるのもわかる気がしました。 10時から地域を担当する助産師さんが到着。育児の仕方やサービスについて いろいろ丁寧に教えて下さった。70代と思われる方だが精力的、深い経験に 基づいた実践的なアドバイスをたくさんいただいた。頼もしい限り。昼に買 い物に出て、無印良品のカレーの昼食。それからまたオムツ&ミルクに沐浴 といういつものパターン。長女に目力が出てきた。夕方トランペットの練習 をし詩を少し書く。夕食は鶏とキャベツとニンジンの醤油炒め。炒めるとい うより煮る感じで作り、なかなかおいしかった。今日のシフトは午前1時か ら明け方までだが、長男が朝まで断続的にぐずって寝られず。赤ちゃんは夜 行性なんですね。  子不二雄Aさんが亡くなった。ぼくは特に「魔太郎がくる」が好きで、その 中でもモデルガン制作が趣味の少年の話が大好き。「オタク」という存在の 喜びと哀しみを描いた先駆的な作品なのではないかと思う。マグリットの影 響を受けた画家の話も面白かった。超現実的なすぐれた絵を描くが人が良す ぎて友人に騙されてしまう。これも一種のオタクの話だ。関心事は異様な熱 意で突き詰めるが、それ以外のことには無頓着。純粋だが悪く言えば小児的 で、それが許される社会になったということ。「魔太郎がくる」は基本的に、 家族の結束が弱まり、子供に個室が与えられるようになった時代の空気を反 映している。地域社会が衰退し近所づきあいも盛んでない。それはマニアや オタクが生きやすい環境でもあった。概して藤子不二雄Aは、日本の都市化・ 工業化・核家族化を鋭く捉えた作家だったと思う。人より会社の存在が大き くなり、終身雇用と引き換えに男性は長時間労働に縛られ、女性は家庭に縛 られ、子供たちは学校に縛られるようになった。その閉塞感が描かれている。
4月6日(水)  オムツ替え&ミルクを終えて朝食をとり、またオムツ&ミルク。このルー ティンにだんだん慣れてきた。昼は小平の人気店egggのオムライスをウーバ ーイーツで取り寄せる。いつも行列ができている人気店だ。おいしかった。 パンケーキも取り寄せたらお腹がいっぱいになってしまったので冷蔵庫に入 れ明日食べることにした。この店は子供に人気なのでいつか家族で行こう。 3時のオムツ替えの時、長男がウンチのついたオムツを蹴とばしてしてシー ツが汚れてしまう。この手のことは何度もあるだろう。長男は手足をバタバ タさせることが多くなってきた。力がついてきたのか。夕方、詩人志望の高 校生とSNSでやり取り。夕食はサバの干物と豆腐とネギの味噌汁。詩を少し 書く。そしていつものように戦戦恐恐の夜の時間帯だが、今回は凄まじかっ た。長男が大声で泣き叫び、全く泣き止まない。どうも体力がつき始めたよ うで、但し赤ちゃんなので発散させる手段が他になく、ギャン泣きに全ての エネルギーを注ぎ込んだという感じだ。まあ、乳幼児育児の醍醐味ですね。 おかげでシフトの時間帯は一睡もできず、ひたすらあやしていました。これ も元気な証拠だと考えましょう。
4月5日(火)  やっと晴れた。子供たちは午前中は天使のようにすやすや眠っており、昨 夜のギャン泣き悪魔ぶりが嘘のようだ。3時間置きにミルクをあげなくては いけないので寝不足が続くが、それでも何となくリズムが掴めてきた。オム ツ替えの直後に便をされることがあっても慌てることがなくなった。これも 夫婦で連携をとりながら育児をしているせいだろう。一人だったらとっくに パニックに陥っていた。お昼にスーパーに買い物。帰って冷やしタンタンメ ンを食べる。午後、地域の保健師さんと助産師さんが訪ねてくる。子供たち の健康状態を聞いてくれ、保育支援サービスについて説明してくれた。昔に 比べ、随分手厚くなったものだ。子供たちの体重も測ってくれた。どちらも 順調に増えていた。15時すぎに沐浴。2人ともお湯の中は大好きのようだ。 それから少し時間ができたのでトランペットの基礎練習を小さな音でやり、 短い詩を一編書き上げる。17時半に夕食づくり。鳥大根。薄味だがまあまあ おいしく作れた。19時を過ぎる辺りから昼間たっぷり寝てエネルギーを蓄え た子供たちが活動期に入る。つまり、ぐずりとギャン泣き。夜は妻とシフト を組んで臨んでいるが今日はぼくが午前1時から7時までの当番。長男は揺 すってやると効果的で長女はおしゃぶりを与えると効果的。それでもぶり返 してギャン泣きされることはあるが。3時以降は2人とも比較的よく寝てく れて困り果てることはなかった。  この「ギャン泣き」という言葉は誰が考えたのだろう。泣く様を「ギャン」 という擬態語とも擬音語ともつかない音で表現した感性の鋭さに脱帽。ギャ ン泣きも人間による表現であることは間違いない。言葉を解さない者による 激烈な身体表現だ。お腹がすいたとかオムツを替えて欲しいとか明確な理由 があることもあるが、これといった理由がない時もある。存在すること自体 が表現を欲しているとしか言いようがない。ギャン泣きは、人間が生まれて から行う最初のディオニソス的表現として評価されるべきではないだろうか。
4月4日(月)  今日も雨。オムツ替えとミルクをし朝食。山のような洗濯ものを片づけて 仮眠。10時にまたオムツ替えとミルクだが、長女の方がオムツ替えの最中に ウンチをしてしまいやり直すことに。これからよくあることだろうから対処 に慌てないことが肝心だ。汚れた服は水洗い。午前中は2人ともとてもすや すや天使のように眠っていて、深夜の般若のような顔とは大違いだ。このギ ャップが赤ちゃんの魅力とも言えるだろう。スーパーで買い物し両親に贈る ための写真をプリントする。チャーハンを作って昼食。沐浴をした後、妻が 2人の手形足形を取るというので手伝う。割とすんなり取れた。夕方少し自 由時間があったので短い詩を一気に書いてしまう。oisixのミールキットを 使った夕食づくり。味噌入りトマト麻婆丼とわかめときゅうりのごま酢和え。 素人にはちょっと思いつかないようなレシピだが簡単にできる。和え物の塩 の量が多くしょっぱくなってしまい反省する。夜は妻とシフトを組んで子供 の面倒を見る。ぼくのシフトは今日は10時から1時までで「魔の時間帯」なの だが、2人とも昨夜程は泣かなかった。長女はおしゃぶりに熱中し、長男は 立った姿勢で抱っこして揺さぶるとおとなしくなる。2人の性格の違いが感 じられる。もちろん若干のギャン泣きはあったが。ぼく自身もそこそこ眠る ことができてラッキーだった。  育児のための部屋の構成は妻が考えた。1階に子供の寝場所を作り、その すぐ傍にオムツやガーゼ、赤ちゃん用下着などのベビー用品、ハイローチェ アを配置、室内に加湿つき空気清浄機とランプ照明を設置した。キャビネッ トの上に置いたホワイトボードに一日のおおまかなスケジュールが書いてあ る。こんな感じである。
4月3日(日)  雨。7時にオムツ替えとミルク。2人ともミルクは規定量ごくごく飲む。体 が成長しているのだろう。長女が便秘気味だったので浣腸をしてやるとすぐ 排便できた。ミルクを飲み終わると2人とも昨夜とは別人のようにおとなし く眠る。朝食後妻と育児の反省会。それから昨日入れなかった風呂に入る。 ミルクは3時間ごとで、妻と連携をとって交代で休憩しながら過ごす。スー パーで買ったおにぎりで昼食をとり、大量の洗濯。今の洗濯機の調子が今一 つ良くないので、いっそ育児中に酷使して切りのいいところで買い換えよう という話をした。詩人の毛利さんから出産祝いのスリーパーが届く。おしゃ れなデザインの上等なもので、妻もとても気に入っていた。毛利さん、あり がとうございます。沐浴を無事に済ませ、午後、妻が取り寄せたかわいい赤 ちゃん服を着せてミニ撮影会。着ている姿はかわいいが、結構暴れるのでな かなか写真屋さんの写真のようにはいかないな。それはそれでよし。夕方、 小さな音でトランペットの基礎練習をし、夕食作り。ミールキットの鮭の揚 げ焼きとマカロニ入りサラダ、豆腐の味噌汁。おいしかったが、思ったより 手間がかかり、既定の20分では作れなかった。夜はシフトを組んで妻と交代 で寝ることに。10時から2時くらいが「魔の時間帯」で、長男も長女も力の限 り泣き叫ぶ。昼間はおおむね静かだが、蓄えたエネルギーをここで発散させ ているかのようだ。ギャン泣きとはよく言ったもの。それでも2時半頃から 徐々に静かになりぼくも眠ることができた。  子供たちのスペースは1階に作り、その横に大人のベッドを置いて休みな がら様子を見られるようにし、大人が本格的に寝たい場合は2階に行くよう にした。大変な毎日が続きそうだが、何だかキャンプみたいで楽しくもある。 家族4人でいつも一緒というこの生活は、いつかこの上なく貴重な想い出に なるんだろうなあ。
4月2日(土)  子供たちの退院日。10時に病院に到着。妻がNICUで打合せ他をしている間 1階ロビーで待つ。壁に架けられた佐原和人作の絵画作品「FOREST OF FLOW ERS」をじっくり鑑賞する。11時に連絡がきて子供たちを迎えに行き、タクシ ーに乗せる。運転手さんに玄関で記念写真を撮ってもらう。このタクシーは 乳幼児対応で非常に丁寧な運転、子供たちもおとなしくしていた。帰ってか らが本番。環境が変わったことがわかるのか、子供たちがギャン泣きを始め なかなか収まらない。それでもオムツ替え、ミルクを行い、午後には沐浴も 行った。ミルクは、病院では飲んでいて飲み疲れる時があったが、今日は長 男も長女も規定量をごくごく一気飲み。体が急速に成長しているのかもしれ ない。子供たちが眠っている間、パンの昼食をとる。あやしたりミルクをあ げたりしているといつのまにか18時を過ぎ、友人の守屋さんご夫婦から出産 祝いにいただいた柿安のすき焼き&牛肉しぐれ煮のミックス丼を食べる。と てもおいしく、子育て真っただ中で料理の時間が取りにくい現在ありがたい 贈り物だった。昼間はそれでも比較的静かだったが、夜になると子供たちが むずかりはじめ、あやすのが大変。赤ちゃんは夜行性で、昼間寝て貯めたエ ネルギーを夜に発散させるらしい。やさしく揺すっていると多少泣き止むの で長男長女交互に揺りかご抱っこをする。それが深夜まで続く。大変は大変 だが、夫婦2人で相談しながらやるのでパニックに陥ることはない。男性は 育休をどんどん取るべきだし、シングルの人は気軽に援助を要請できるよう にすべきだろう。赤ちゃんがかわいいので苦労も耐えられる。子育ては楽し いものだ。
4月1日(金)  子供たちの健康状態が安定し、明日退院することになった。よって今日が 面会最終日。10時半に病院に着き、沐浴、オムツ替え、ミルク、抱っこと一 通り行う。スタッフの方から慣れてきましたねと褒めてもらった。2人とも 沐浴の時はおとなしくしていたし、ミルクもしっかり飲んだ。スタッフの方 々の指導のおかげである。それにしても、生まれたばかりの時と比べ、随分 変わってきたものだ。目を大きく開いて何か言いたげに見えることもある。 お昼はレストラン街のワンタン専門店。タケノコ入りワンタン麺。数種のタ レをつけて食べるワンタンは大きくて美味。行列ができるわけだ。それから 小平市役所で住民票と出生届受理証明書を発行してもらう。中央線は人身事 故があって焦ったが無事入手できた。徒歩で帰宅。買い物をし、掃除。そし て夕食作り。サケの西京焼き、リーフレタスとミニトマトとエビのサラダ、 豆腐の味噌汁。明日は子供たちを家に迎えるのでいろいろ準備する。